公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法

安定的に成長を重ねている企業の経営者はこうした傾向が見られる。逆に鋭い成長をした企業の長期的な存続確立は決して高くない。その要因には自己管理があるように感じ本書を読むこととした。

 内部留保を高まりは事業のチャンスを広げることにつながる。個人や企業の資産を伸ばすことは心の安定にもつながる。本書は公認会計士である著者が自らの体験から綴った貯蓄方法である。

 本書はレコーディングによって【使い道】を考え【出を減らす】という手法である。記録効果はレコーディング・ダイエットをはじめとし最近良く取上げられている。実際レコーディングの効果は私自身も実感している。そのレコーディング方法に特長を持たしているのが本書である。

 過去・現在・未来の3つに分けて記録をしようということである。企業的に言えば過去=帳簿、現在=貸借対照表、未来=予算計画である。個人でこれをしっかりとやろうということである。こんなことをしているより“稼いだほうが速い”との声が聞こえてくる。しかし【出】をきちんと見つめると【心が安定】する。心の安定は売上や収益につながる。利益が少ない、難しい仕事でも受けるのは売上や利益が足りないからだ。そうならないためには【出】の管理が最短である。

 計画的であることは自分で自分を支配している。予算を組むことにより予定通りであれば気分よく、安心して使えるということにつながる。本書では予算組のメリットを 

①  目標が達成しやすくなる
②  経済的不安が無くなって、思い切りお金が使える
③  お金を制限することによる引き締め効果がある

単純なことであるが大切なことに間違いない

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100日で「朝型人間」になれる方法 (講談社プラスアルファ文庫)

課題である朝型生活の参考書として本書を拝読。当然のことながら決定的な方法は書かれていない。しかしどうやら100日続けばOKらしい。“100日が習慣化”の第一歩は生物学的知見とのことである。90日や3ヶ月というのはここを指し手いるのだろう。

元来朝が苦手なわけではなかった。サラリーマン時代は特に遅刻をすることもなかった。しかしとにかくいまは苦手である。本書でも“最悪”のイメージがつきまとう2度寝が癖になっている。それも確信犯なのだからどうしようもない。しかし去年に比べればまだ良くなった。そこでステップアップを試みたい。酒との関係が深いことは明らか。まずこの調整からだと思っている。本書ではアルコールについて次のように述べている。

「肝臓は、脳のはたらきと極めて密接な関係があり、肝臓の生涯は脳の機能低下につながる。脳の松果体からは、メラトニンをはじめとするいくつかの脳内ホルモンが分泌され、神経終末からは、アセチルコリンなどのいくつかの神経伝達物質が分泌されている。ストレスや肝臓機能の低下によって、こうしたホルモンや神経伝達物質の分泌に異常が起これば、脳細胞の老化や死滅に繋がる」

少し恐い気もするがやはり注意が必要である。一度のすべてのことを実行することは難しい。まず朝型100日が実行できれば肝臓の休息も考えてみたい。まずは早朝トレランと勉強時間の増加が目標である。怠惰な生活との別れも近い。

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面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

『面倒くさいから後でやろう=問題の先延ばし』この習慣を治すのは心がけしかない。本書はその処方箋である。この癖を治すことで得られる報酬を著者は次のように述べている。

「“小さな面倒をやっておく”だけで、負の連鎖から抜け出し、日々のストレスからも解放されます。成果も上がって幸せな毎日を送ることができます」面倒なことが残っていると常にストレスを抱えている。これが無いだけで全く違う人生になるだろうと思う。“小さな行為の積重ねが大きな報酬へ”と繋がっていく。実際そうした成功事例を数多く観てきた。また逆のケースもしかりである。

 本書は55のチェックリストで自己管理を可能としている。55の心構えとも言っても良い。自ら決めたにも関わらず持続できないことがある。それは“あまりにも難しいことの習慣化”がそれにあたる。他の人は簡単に行っているにも関わらずできない。過去、現在の自分と乖離していれば当然のこととなる。瞬発は続くはずがない。積重ね持久力を着けなければならないのである。本書は「無意識や習慣化などのよって全力を出さず一定の成果が出るようにする」と述べている。まずはレベルを維持の担保。バージョンアップは次の作業となる。

 「目標を設定する。達成シナリオを描く。マイルストーンのクリアを繰り返す。目標を達成する」自力にあったシナリオを描ききれていないことが達成できない要点でもある。“面倒なこと”はシナリオの問題であるようにも思う。“時間”について数多くのページが割かれているのだが、シナリオ段階で必要時間を十分に検討していれば概ねそうした問題は発生しづらい。本書全般に感じる“準備を怠らない”ということが大切なのだ。

 これは“原理原則を大切にする”ということにも帰結する。著者は人生を考えるうえで原理原則を大切にしていると述べている。守破離ということに結びつくのかもしれない。定石の重要性も言える。その中に“脳科学”があげられている。アートとサイエンスのどちらに結びつく。これを多少でも理解していることで日々の行動が大きく変わることは簡単に予測できる。著者のアクティブな行動はこうしたことに結びついているようである。

 今日からの生活に取入れ少しでも前進したいと思う。

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「朝型人間」の成功哲学―決め手は朝45分の“早起き”にある! (知的生きかた文庫)

あと数日で今年も折り返し。年初に立てた目標に向い多少の進捗はあるがこのままでは達成は難しい。達成の暁には“ライフスタイルのチェンジ”が成し遂げられる予定である。ライフスタイルそのものをより充実させたい。そのためにはより時間を確保し集中力を増さなければならない。量と質の確保が課題である。

こうしたとき良く考えるのが『朝時間の活用』である。今年に入り酒の飲み方を変えた。結果として昨年と比べれば質、量ともに確保されている。その時間を使って軽くラニングを始めた。ここでもう一段高みを目指したく実践を試みるが結果が得られない。そこで『朝時間 活用』のキーワードで本を数冊買い求め自分を実践の“素晴らしさ”を脳に染みこませようと考えた次第である。本書はその1冊目となる。

一章冒頭に『仕事柄、いままで3万人以上の経営者、ビジネスマンと会ったが、そのすべて、全員と言っていいほど、成功している人はみな【朝型人間】である』と述べられている。多少大げさであるが傾向は私も周囲でも同様ある。“朝型=成功確率を高める”という式はどうやら成立しそうだ。

“緊急性、重要性が共に高い”“緊急性は低いが重要性は高い”この2つの象限を日々実践することが人生の質を高める。“緊急性は低いが重要性は高い”ことを日々積み重ねることが長期的成功の秘訣と断言できる。“朝型=成功確率を高める”はこの実践版だろう。朝時間の活用カテゴリー様々だが本書はこのあたりを詳しく解説をしてくれる。ようするに“習慣改善”のひとつなのである。本書は“習慣”について次のように述べている。

『成功する人はいい習慣を持っているのに対して、成功できない人は悪い習慣を持っている。補足して言えば次のようになる。成功できる人は「これはいい!」と思うことにであえば、それを習慣化することができ、成功できない人は「これはいい!」と思うことにであっても習慣化せず、以前の悪弊を、いつまで経っても後生大事にしたままである』

ストイックでM的な生活なのかも知れない。怠惰とは程遠い。現在の自分の立ち位置を変えられるのは自分しかいない。いままで同じことを続けていればあまり変化がない生活しか待っていない。どういうカーブを描けるかは自分自身ということになる。実践あるのみということになる。

 

45歳からの資格が取れる超効率勉強法

資格を取ることが目的で購入した本でない。如何に効率的に勉強するかを目的に購入した。実際思うように進まないのが現実である。理由は① 集中力 ② 時間配分 ③ 記憶力などだろうか。しかし求める“量や質”は日々増加する一方なのだ。年300冊以上読むにも関わらず未読の書籍が積み上がっていく。

ノートの取方、本の読み方など知的生活向上の類いの本は良い刺激となる。本書もこの類いであることに違いない。本書はじっくり読まなくとも目次、図と解説、マーキング箇所を読んでいけば概ね著書の意向は理解できる。そのうえで気になったところを読みなおせば良い。

求める【コト】は人によって千差万別である。すべてに共通していることは“発展”や“成長”を求めるのならアーカイブを積み上げるしかないということである。いまから20年前を境に経済環境は大きく変わった。ひとことで言いあらわすことはできないが、資産社会から知識社会への転換だと思う。

資産社会時代は“知的経営”でなくとも自宅や不動産が値上がりし赤字を補った。利益で不動産に再投資をすれば資産が増え経営は安定した。いわゆる“含み資産経営”である。倒産したダイエーなどその一つだ。しかしいまは全く違う。クリエティブクラスの世紀である。アスクルなどがその典型に挙げられるだろう。こうした意味的価値では“資格”は旧型の知識資産だと思っている。

しかし東大の玄田教授は“こうした時代は(混沌と捉えている)は勉強だけが自らを助ける”といのべている。アカデミズムも含めるが実業を捉えてのことだ。いま我々は自らのクリエティブパワー、戦略力、知識量を研鑽し蓄えなければならない。

これが自助自立を可能にすると考えている。

 

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキングは思考方法であり、コミュニケーションの共通言語でもある。経営者の社員に対する説明不足は良くある(当然ながら私も含む)。しかし体系的な思考方や説明のし方が確立されていれば概ね問題解決は図れるのではないか。自らに注意を促すだけでも違った結果が得られるに違いない。


論理分解は“可能or不可能”のどちらかと捉えれば良い。これは“構造的”という考え方とも通じる。構造は要素の“固まり”である。“論理的でない”ということは分解すると組立ができないということになる。

上記の図は本書の基本的考え方である。この図を著者は次のように説明している

「論理とは、結論を頂点に結論に対する根拠、あるいは結論を実現するための方法が、一つの構造として組み立てられたものだ。そして結論を含めて一つの倫理構造内のすべての要素は次の3つの要件を満たさなければならない」

要件 1 結論が課題(テーマ)の【答え】になっているか
論理構成をする理由でもある。コミュニケーションとして相手と自分との間に設定された課題に対する答えを伝え、相手に自分の結論を納得させ期待通りに反応してもらうためには【答えの核が課題(テーマ)の要約】になっているかが重要である

要件 2 縦方向に結論を頂点としてSo what?/ Why so? の関係が成り立つ

正しい論理構造は、縦方向には結論を頂点に、上から下に向けてはWhy so?<なぜそうなのか>下から上に向けてはSo what? <結局どういうことなのか>の関係が成り立たなければならない。“結論はXです。なぜならばABCだから”という説明の【なぜならば】に唐突感がなくなり、結論と根拠、もしくは結論と方法の間に飛び越すことができる。

要件 3 横方向に同一の階層内の複数の要素がMECEな関係にある

正しい論理構造では、同一階層内に位置する複数の要素が、横方向に相互にMECEな関係になっていなければならない。『MECE ミッシー :相互に重なりがなく漏れがない』
同一階層内にある要素間が、上の要素にWhy So ?と聞いたときの答えとし妥当な、MECEであることが必要。

広辞苑は帰納、演繹を次のように説眼する。
帰納 【個々の具体的事実から一般的な命題ないし法則を導きだす】
演繹 【一定の前提から論理規則に基づいて必然的に結論を導きだす】

こうした2つの論理思考からも明らかなように“論理的考察”は人としてものごとを考えるときに必要不可欠な思考法なのである。これを機会に一層心がけていきたいと思う。

 

空気の研究  山本七平

On 2011年5月24日, in 政治・経済, 雑感, by admin

本書はすでに3回は読んでいる。ここで再読した理由はいま“同じ過ちをまた犯すのでは”と思ったことによる。論理的判断基準と空気的判断基準のダブルスタンダートによる失敗を繰り返している余裕はいまの日本にあろうはずはない。

5月24日日本経済新聞には次のような記事が掲載されている。
「原子力損害賠償制度は事業者に無過失・無限責任を課す一方、政府補償や免責規定も盛る。電力会社の設備投資は政府の景気対策だった時代もある。これを踏まえれば一般企業に適用される破綻処理するスキームが安全対策を含め国と一体の公共事業の担い手になじむのか…株主や債権者に欧文の負担を求めるにせよ、当事者でもある政府に劇薬の債務不履行を避ける責任があるのではないか」

東電2011年3月決算書には「継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる」と記載されているとのことである。この不確実性とは【閣僚懇談会】での決定あり閣議決定ではない。要するに正式決定でもないのである。

枝野官房長官による“債権放棄発言”総理の“浜岡原発停止”発言など思考プロセスがまったく見えない。そこには“国民の理解”という“思い込み”があるだけだ。ロジカル・シンキングがなされているとは考えづらい。いわば【空気の読み違い】とも言える。内閣内の空気、野党である自民党の空気、国民の空気。空気は多々あろう。しかしここで大切なのはそうした意向を感じるとともにサイエンスであるロジカル・シンキングにより論理的な考察を行うことが重要ではないか。

国民は決定者という当事者能力をもっていない。無責任という言葉は適切ではないが自己に災いがこないような選択をする。身を切る選択などそうそうできるはずはなくそうした情報も得ていない。

東電処理は税と電気料金値上げという処理の他方法になるだろと言われている。政官業3社の責任について“ロジカルな説明”を経て国民に負担を求める必要ある。

なんとなくそうした空気になるのを待っていて良いはずはない

 

柳井正 わがドラッカー流経営論
ユニクロ経営者 柳井社長とドラッカーについて綴られた一冊。ドラッカーを経営の指針とする経営者は多い。本書は経営判断の是非をドラッカーが如何に言い当てているかを示している。

日本の経営形態はこの20年で大きく変化した。ユニクロがSPA(自主企画商品)に転換したのが1987年である。それから25年が過ぎた。国内はバブル崩壊、銀行倒産、就職不況、東日本大震災と続く。この間には神戸大震災やオウム事件など暗澹たるでき事も発生している。この間web以外でこれだけ成長したベンチャーはほんのわずかである。中でもユニクロは成長のトップクラスと言える。成功を支えるひとつの要素がドラッカーにあった。常に内省を促し更なる発展を可能にするのが【ドラッカーの言葉】なのである。

ドラッカーに言葉はマーケティング、組織・リーダーシップ、経営戦略へと及ぶ。ドラッカーの言葉を指針に日毎経営をしているわけではない。しかしあるとき“こういうことだったんだ”という気づきを得るという。それは“集中”や“継続”であったりするとのことである。

本書にはとてもここでは書きれない言葉と行動の描写が述べられている。経営者に求められる“アートな能力”に磨きをかけるパワーが詰まっている。本書を読んだ上でドラッカーを読むとまた違った“知との遭遇”を得られるようにも感じる。

柳井社長はドラッカーについて次のように語っている。

「ドラッカーの著書を、ビジネス書や経営の教科書として捉えている人も多いようですが、彼の書いたものは単なるビジネス書ではない。…彼の著書は、なんいために私たちは商売をするのか、企業は社会においてどういう存在なのか、さらには人間の幸せとはいったい何であるのか、といった根源的な部分いまで深く言及しているんです。だから読み方次第では哲学書や人間の生き方指南書にもなりうる。….ほとんどの経営学者は理論でばさばさと切っていくだけで、そこには「人」が存在していない。でもドラッカーの経営理論の中心には「人」がいる。そこがなんといっても彼の著書の一番の魅力なんです」

「人」は社員、経営者、顧客などステークホルダーや構成員のすべてを指す。なんといっても、こうした場では“社会性”が重要となる。利他とも言える。企業は“顧客に認められ”はじめて存在する。企業と社員は相互が必要な関係性を保つことで成立する。こうした関係性をとかく人間は失念する。常に原点を見つめる“コト”が重要であると痛感した。読みなおしを含めとりいそぎドラッカーを手にしたい

 

BCG流 経営者はこう育てる (日経ビジネス人文庫)

過日“ポーター賞競争戦略論セミナー”が行われた。ポーター賞とは一橋大学大学院国際企業戦略研究科が“競争戦略の理論と実践を日本に広めるための賞”として創設されたものである。幸いにもセミナーに参加することができたので聴講をしてきた。セミナーでは著者、ストトーリーとしての競争戦略を書かれた楠木 建氏などが講演をされた。
著者である菅野氏は存じあげなかった。しかし著者の考えをより深めたい考え本書を拝読した。経営者に求められる能力は後天的に身に付けられるというのが主張である。
本書の特徴は著者の仮説を、日本を代表する7人の経営者にインタビューし演繹的に論証していることにある。

著者の考え方は経営者に求められるロジカル・シンキングのようなサイエンスの力より、メンタルと言っても良いアートな力に重点を置いていることにある。それは形式知であるサイエンスは座学などの学びで解決が可能だからである。著者を批判する気持ちは毛頭ない。しかし中小企業やマイクロビジネスの文脈に落とすと赤点なのではないかと感じている。よってサイエンス力のアーカイブを積み重ねることを合わせて行う必要があると思う。

さてサイエンスPlusアートである。まずアート係スキルとして5つを紹介したい。

スキル1 強烈な意思
スキル2 勇気
スキル3 インサイト
スキル4 しつこさ
スキル5 ソフトな統率力

なにか当たり前のような言葉が並べられたようだが、実際これができないから成長できないとも思える。著者は、これらは掛け算の関係にあるという。

「…5つのスキル全部で満点を取る必要はないが、どのスキルも一定レベルには達し得いないといけない。なぜならば、経営とは、個別スキルを組み合わせて使いこなして初めて全体が有機的に機能する。“総合芸術”だからである。言い換えれば、これらのスキルは、足し算でなく掛け算の関係にある」

0かマイナスがあればロジカル・シンキング・サイエンスがどれだけできても総合で
はマイナスとなり、経営はおぼつかなくなるということになる。個別の説明は紙幅の都合上難しいが1に挙げられた“強烈な意思”とは“結果を出す”という意思である。結果に執着する。当然のようであるが、求める結果がでない。そのためにどれだけの思考をしているかと自らを内省せざるを得ない。“考えるしつこさ”と“実行のしつこさ”の欠如に過ぎない。

 「考え続ける力、実行し続ける力」この2つを持つことができれば大抵のことは可能になるだろう。本書はこうした力を身につける方法を「自分なりの訓練方法の構築」「訓練法を繰り返し習慣化」「体験」と3つあげている。魔法や特別な方法などはない。現実的には“簡単な方法”などないのだ。“達成した人”が、全員がこの3つをあげるだから間違いはないだろう。本書はドラッカーが随所で引用される。ドラッカーは次のように述べている。

【成果をあげるための秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。成果をあげる人は、もっとも重要なことから始め、しかも一度に一つのことしなしない】

 成功者の成功要素は共通しているようである。全般を通じとても勉強なる一冊だった。時折読み返すことになりそうである。

 

life Style ロードバイク  

On 2011年5月22日, in life Style, by admin

久しぶりに自転車に乗った。寒さも緩み始めた2ヶ月程前から乗りたかったのだが、被災している岳父や家内のことを考え今日まで延びてしまった。いつものように海へ向かったのだが今日は南風が吹いており海岸に着くまで向かい風にさらされた。足腰の鍛錬と思えたのは最初だけ。次第に足が重くなり2度ほど休憩をとることに。

そんなことから海まで3時間程度かかったように思う。海岸近くにフラワーパークがある。以前から気づいていたのだが今日のように咲き誇っているのを初めて見た。たくさんの人が楽しんでいる姿を見ると公共事業の大切さを感じざるを得ない。こうした役割があるにも関わらず満足を得られないのはグランドデザインのもとで事業運営がなされていないことに他ならない。震災後の東北地方はパッチワークでないグランドデザインのもと長短の視点で事業運営を行ってもらいたい。

時には厳しかった向かい風だが、適度に荒れた海はやはり良い。これから迎える海水浴には適さないがマリンスポーツに風や波のパワーは欠かせないのだ。


ことしはマリンスポーツ復帰!楽しい一日を終え自宅に戻り汗を流して会社へ向かった。