先日、本書「読んだら忘れない読書述」の出版記念セミナーに参加。年間250程度は読むがどうにも記憶に残らないことが多い。記憶に残らなければ知識を活用することができない。特に書評で興味を得た知らない分野は、読書スピード、理解、記憶と活用3分野がすべて連敗の状況だ。最近も経済学系の新書でダブルスコアー負けを屈した。
そんなとき、本書セミナーとの出会い。
タイトルに信頼感はゼロ。出版社の企みが詰まっていそうだ。まるで3日話せる英会話そんな雰囲気がでている。どう考えても信頼できないタイトルだ。しかし信頼できる知人がこのセミナーには参加する。ということは何かあるそんな思いで出席を試みた。普通であれば休日前など予定が入りそうなもの。寂しくも調整もせずともセミナーに参加することができた。
実は著書のこと全く知らず、これまで一冊も読んだことがない。また参加時に先着30名まで本書をプレゼントとなっていたので読まずに参加。見事プレゼントをゲット。だがどうやら参加者全員プレゼントであったらしい。
セミナー開始前、パラパラめくると目次が12ページ。目次が丁寧に構成され本文内容が推測できる。実は本文も太字を読めば概ねの内容が理解できる。実は帰宅の電車で読み終えてしまった。だが内容の質は高い。経験や知識から知っていることを改めて教えてくれるのだ。知識を行動に変えてくれる一冊と言い換えることができる。出版社は著者とともに価値ある一冊を世に出したのだ。
読書記憶を高めるには、アウトプットしてはじめて読み終えたことにしなさい。この一言につきることを本書は教えてくれる。私はこのブログに限らずいぶんとアウトプットをしてきた。以前は1日一冊を自己の課題とし修行のように読込んだ。数年得ると知識量の変化からか判断基準が変わったように感じる。
だが論文執筆の関係から辞めてしまった。ブログではなく論文のアウトプットに形を変えてしまったのである。いまも論文に取り組んでいるが、参考文献を含めてだがアウトプットの行動が必要だと痛感した。
アウトプットは深読につながる。最近はノートに手書きでまとめている。時間はかかるが理解には繋がる。これもひとつのアウトプットだが、一般書はまるで行っていない。これを機会に行動を変えようと思う。
雑誌も含めた気づきのアウトプット。本書に教えられた“議論できるレベルの読書”ここを目指しin out どちらもレベルアップしていきたいと思う。
たった一人の熱狂 見城徹
20代の人が読むような本だが
己の生きざまの軽さを痛感させられた。
40代のいつからか、心のどこかに諦めがあった。
絶対に突破すると心に決めた行動ができていなかった。
効率を考すぎると行動がおろそかとなり
厳しい行動から逃げる
実践者の思考には行動と結果が求められる。
行動は達成まで続けなければならない
当然のことであり、十二分に知っていることでもある
しかし行動が伴わなければ知識に価値はない。
行動ができる人とできないひとの違いはなにか。
諦め、驕り、傲慢
細部への拘りの不足、思い込み、甘さ
こうしたことを徹底的に思い知らされ
嫌というほど気づきを与えられる。
この本を読む価値は自分を変えることにある
「…数字という結果を叩き出す。その覚悟と圧倒的な努力が無い者が、安易に
理念や目標など口にすべきではない」
著者のこの言葉を心に曇り無く受けられるか
実行を神に誓えるか
これが自分に課せられた課題である。
なんであれどこまでできるか行動は実行する
その先はそれから考えたい