阪急・阪神ホテル、偽装問題について

On 2013年10月31日, in 雑感, by admin

阪急・阪神ホテル、偽装問題について

“誤表示”を納得した方は少なかったのでないか。新聞などの情報から判断するに、長期間、多くの店舗で、多様な誤表示があった。職員も妥協や納得の上でのことだと捉えている。上席者や担当者が交代しても継続していたとしたら組織全体で恣意的に行なったと考えられても致し方ない。“営業と詐欺のあいだ”という本に“ギリギリの商売”について書かれた本があったが、このケースも気分的には “詐欺”の類だと感じている。社内での圧力ということであれば組織全体での詐欺になる。しかしながら詐欺でなくても過剰表示はなんら珍しくない。リーダーは過剰表示を止める、個、全体がこうした流れに抗する組織文化を構築しなければならないと考える。

 

みんなの経営学  佐々木圭吾

On 2013年10月30日, in 組織, 経営戦略, by admin

みんなの経営学  佐々木圭吾

みんなの経営学―使える実戦教養講座

大学院・組織学習特論での参考文献。社会情報学なので経営学の授業は少ない。本書を踏まえ企業ビジョンについて議論をした。本書は10月初旬の日経日曜版にて紹介されている。本書は“経営学”教養である述べたドラッカーの言葉が礎にある。私の視座は従業員側でなく経営者側であり、経営学は経営者に取り必要な学問であると思っている。アートとサイエンスが経営の舵取りであるのならひらめきの手前であるサイエンスは習得すべきだと考えている。それがMBAであり商学研究ではないだろうか。本書はそれを“働く人”すべてに教養として学ぶ必要があるとの意見だ。
企業という器は国際的or 国内、サービスor 製造、B to B or B to Cなどのセグメントにより業務内容だけでなく文化的違いがある。しかし「ヒト モノ カネ」というリソースが動くことに変わりはない。本書では企業にとっての「ヒト」とい要素について「ヒトは経営資源ということです。従業員は企業の持ち物であって企業そのものではないということなのです。したがって、企業そのものの存続が危ぶまれるときに、人員整理というリストラを行うことは、当然というか、この視点は理にかなっているわけです。もちろん労働者を保護する実行力のある法律はたくさんあります。…しかし従業員は重要な経営資源であるという視点は企業に働く渡したち全員にとって知っておくべき教養の一つだと思います」。リソースをこう解釈した“組織論”はこうした現実を避けてきた組織論とは必然的に違ったものになる。現実には派遣切りという企業への責め言葉を論理的に説き伏せるセンテンスだろう。
これまでの組織論を含めながら本書を元に幾度かに渡って述べたいと思う。

 

セミナー  

On 2013年10月29日, in life Style, by admin

2週間続けての台風の後、急に秋が深まったように感じます。気づけば

今年もあと残すところ2ヶ月です。気持ちを引き締めて仕事に取組たいと

思います。この週末、会員である公益財団のセミナー・座談会に出席して

参りました。講師は高祖父に渋沢栄一を持たれるコモンズ投信信託 代表

渋澤 健氏。10数名のセミナーであるにも関わらず熱意のこもったお話

を拝聴することができました。人生観の変化や歴史と時間の関係など俯瞰

した視座で軸を持った生き方をされていることを強く感じた90分でした。

智を得て行動に転換させる。この連続が人を成長させることは自明の理で

あります。明らかなことを日々愚直に行動する、これだけで人生の行方は

大きく変わるように感じます。