面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

『面倒くさいから後でやろう=問題の先延ばし』この習慣を治すのは心がけしかない。本書はその処方箋である。この癖を治すことで得られる報酬を著者は次のように述べている。

「“小さな面倒をやっておく”だけで、負の連鎖から抜け出し、日々のストレスからも解放されます。成果も上がって幸せな毎日を送ることができます」面倒なことが残っていると常にストレスを抱えている。これが無いだけで全く違う人生になるだろうと思う。“小さな行為の積重ねが大きな報酬へ”と繋がっていく。実際そうした成功事例を数多く観てきた。また逆のケースもしかりである。

 本書は55のチェックリストで自己管理を可能としている。55の心構えとも言っても良い。自ら決めたにも関わらず持続できないことがある。それは“あまりにも難しいことの習慣化”がそれにあたる。他の人は簡単に行っているにも関わらずできない。過去、現在の自分と乖離していれば当然のこととなる。瞬発は続くはずがない。積重ね持久力を着けなければならないのである。本書は「無意識や習慣化などのよって全力を出さず一定の成果が出るようにする」と述べている。まずはレベルを維持の担保。バージョンアップは次の作業となる。

 「目標を設定する。達成シナリオを描く。マイルストーンのクリアを繰り返す。目標を達成する」自力にあったシナリオを描ききれていないことが達成できない要点でもある。“面倒なこと”はシナリオの問題であるようにも思う。“時間”について数多くのページが割かれているのだが、シナリオ段階で必要時間を十分に検討していれば概ねそうした問題は発生しづらい。本書全般に感じる“準備を怠らない”ということが大切なのだ。

 これは“原理原則を大切にする”ということにも帰結する。著者は人生を考えるうえで原理原則を大切にしていると述べている。守破離ということに結びつくのかもしれない。定石の重要性も言える。その中に“脳科学”があげられている。アートとサイエンスのどちらに結びつく。これを多少でも理解していることで日々の行動が大きく変わることは簡単に予測できる。著者のアクティブな行動はこうしたことに結びついているようである。

 今日からの生活に取入れ少しでも前進したいと思う。

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