PRESIDENT Online 何回も挫折する人の行動心理学

メルマガは読み落とすことが多い。優れた情報や思考が溢れており数を抑え確実に目を通すことが良いのかも知れない。ここでご紹介するPRESIDENT Onlineもそんなメルマガの一つだ。ここで紹介するのは2012/07/30号本誌で取り上げられた記事のweb版になる。
実はこのテーマは私の研究と対象が近い。挫折を繰り返す人を没落貴族、自分と向き合わない、虐待、夢のままで終わる、器用貧乏、週間にできない、の6つに分け対処方法を述べている。自分自身も6つのいくつかに当てはまり、“自分と向き合わない”など日頃から考えていることにヒットする。目的や目標を達成するには、自分や会社を分析し弱点を明らかにし対処しなければならない。さらに先を見通すことが必要となる。GOALに向かってマイルストーンを定め愚直に実行する。必ずGOAL到達する、潜在意識となるまで
心から思うことが求められる。
この1週間程こんなことをよく考えおり、昨日はSWOT分析で会社を捉え直していた。サイエンス的に分析し、潜在意識に入るまで内省を繰り返す。まずはここから実行する。

 

自己啓発

On 2013年11月12日, in life Style, by admin

自己啓発

Wikiによると“自己をより高い段階へ上昇させようとすること、より高い能力、より大きい成功、より充実した生き方、より高い人格などの獲得を目指すこととある。問題は目指した結果を得られたかどうかだ。ここからは能力開発やセルマネジメントの領域だ。一般にはこのあたりを含めて自己啓発と言われているケースが多いように思う。時間やメンタルを日々意識しているが望む結果を得ることは難しい。私の場合は仕事と家庭に加えて大学院と外郭団体ではないが行政から助成を受けている団体2つに属しお手伝いをしている。また他に定期的にセミナーや他の団体にも月3日以上は参加している。友人らと飲食する機会も少なからずある。しかし求める結果を出せてはいない。継続と効率という軸がある。効率に重きを置いて「あまり効率的ではない。違う方法でやろう」ということがある。これは求めていることが同じで継続をするのなら良いがそうでないケースが多い。厳しいとき最高の言い訳を探して辞める。この効率化の追求ではないが幾度か停止している。今日一日やるべきことを短期計画から日々書き出し実行する。これがいまの私に必要なセルマネジメントだと思う。一日一生の気持ちで生きることが大切なのだと心深く思う最近だ。

 

経営センスの論理  楠木 建

On 2013年11月10日, in 経営戦略, by admin

経営センスの論理  楠木 建

経営センスの論理 (新潮新書)

著者の作品はストーリーとしての競争戦略を読んで依頼なので久しぶりだ。ストーリー立てた経営企画の大切さを背景に、経営者、戦略、思考などの視点で構成され、ボリュームが不足しがちな新書だが随所に「知」が散りばめられている。経営とイノベーション。すべての経営者がイノベーションを求めているわけではないし、また結果を出せるわけでもない。しかし常に変革を求める姿勢が必要だと痛感している。個人的にはイノベーションは「類推」から創発されるものだと考えている。類推ではあるがサイエンスでなくアートだ。戦略も理論的にはサイエンスであるが、現場に落とすにはアート的発想が必要となる。本書ではスキルとセンスという言葉を用いて語っている。「…スキルとセンスを区別して考える必要がある。アナリシス(分析)とシンセシス(綜合)と言ってもよい。スキルというのはアナリシス的発想の産物だ。組織の中で分業が進む。個別の担当者分野ごとに担当者がいる。そうした人々が担当業務を遂行するために必要となるのがスキルだ。…これに対して戦略の本質はシンセシスにある。スキルをいくら鍛えても、優れた経営者を育てることはできない…」この文脈に同意できる経営者は多いのではないだろうか。起業時や小規模であればスキルが優先される。商品が優れていなければ経営は成立しない。鳥瞰的な視座で自社のスキルを考察する必要がある。当然のことながら“何を”強めるかが重要である。ここにアートやセンスが必要となる。本書では戦略とセンスに関係について優れた戦略ストーリーの本質を見破る行為を連続的に行うことによってセンスが磨かれると述べている。言葉を変えると「知層」の研鑽がセンスを身につけるということになる。これは類推に紐付けることが可能だ。類推は自己の文脈と自己の知から創発される。ひとつの方向性を見いだせたように感じる。