ロードバイク  湘南

On 2011年1月12日, in life Style, by admin

過日平塚、茅ヶ崎へロードバイクを楽しんできた。日が照っていてもさすがに寒い。確かに寒いが気分良く飛ばすことができた。相模川は自転車道があまり整備されていない。しかし川幅が広くダイナミズムな地形であることから好んで走っている。途中休憩をすると水鳥が羽を休めている姿を見ることができる。

 走りが一番の楽しみ。しかしこうして自然に近寄れることが一層の喜びを感じさせてくれる。自然の中を走っていると、風が上がってきているのが感じられた。これは波が上がっているのかなと思いもつかぬまだった。苦しい向かい風との戦いが始まった。登り坂同様自転車の弱点とも言える。しかしトレーニングだと気分を変えひたすら海を目指した。  
最近行きつけている割烹がある。そこのオーナーがサーファーということもあり良く海の話をする。私も以前はウィンドサーフィンを楽しんでいた時期があり近々復帰したいなと思っていた。ウィンドは山や自転車とは全く違うスピードの快楽が楽しめる。しかしベストコンディションとの出会いがあまりにも難しい。風と波とギアplus腕が中々マッチしないのである。こうした環境は練習の機会も減少させる。しかしその分快楽は大きい。就職を辞めてローカルになる気持ちがわからないでもない。そんな話をオーナーと良くさせてもらう。この日は風はあまり上がってはいなかった。

 
この写真はビーチスタートで沖にでるところだがスピードに乗らず多少苦労していたようにも見える。サーファーも崩れている波にパドルを繰返す姿が少し気の毒に感じた。

 茅ヶ崎中海岸でこうした一刻を過ごし一路自宅へと向かったロードの一日だった。今年は海に復帰したいものだ。

 

娘 成人式

On 2011年1月11日, in 雑感, by admin

 娘 詩織が二十歳となり昨日成人式を迎えた。フルスピードで子供は成長する。2日に久しぶりに二人で食事をした。未だ幼さを感じつつもさまざまな話題に成長を感じた。しばらくは学生生活が続くが、院へ進学してもあと数年で社会人となる。玄田教授(東大)が論じる『希望が持てる社会』を築くために自らが何をできるか考えさせる日でもあった。

 そうはいうものの子供の成長に自分がどれだけ貢献や協力したか。赤点は間違いない。こうした準備もすべて家内が行い幸福な時間だけを共有するのであるから。また贖罪の日々が加わることとなる。

こうした笑顔を見続けられるようこれから頑張らなくてはと思う一日であった。今週食事に行く時に美術館へ誘おうかと思う。

 

成熟日本への進路  波頭 亮

On 2011年1月7日, in 書評, by admin

成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ (ちくま新書)

著者は斬新なエコノミストとして著名である。本書は現状分析 ビジョンと提言 手法の提案にて構成されている。ビジョンは“手厚い再分配”である。

結論を先取りすれば“手厚い再配分による福祉社会”は如何なものかと思う。あまり現実的ではないようにも感じている。直接給付により安心が得られる社会には倫理感が求められる。果たして今の日本にそうした倫理が可能なのか。医療関係者は生活保護(以下生保)に対し、再び社会に復帰できるように治療を施す。しかし本人に“治したい”“復帰したい”という思いが欠如していることが多いらしい。詳細は割愛するが医師や看護師、また薬剤師及びそれに関わる事業者が述べた話だ。突起した例とは思えない事例を他でも見ており一定の割合がある話しだと思っている。

【再分配】賛成は“やさしいこと”のように感じやすい。しかしその先はどうなっていくのだろうか。本社は【英語】、役員候補は世界中から抜擢し始めている。いま求められるのはやさしさでなく【厳しさ】ではないのだろうか。東大教授である玄田氏は『苦しい状況を打開するのは昔も今も“勉強”すること』だと述べている。政治や社会の試行錯誤を経験とし次へ繋げなければならないのだ。

著者の再分配には賛成しかねるのだが、日本のおかれている現状分析は興味深く読める。経済成長率には基本公式がある。

 経済成長率=【労働時間の増加率】+【資本ストックの増加率】+【技術の進歩】

労働時間の増加は一人当たりの労働時間×人数である。これが顕著にあらわれているのが中国である。さて日本はどうなのか。著者は次のように述べている。

『日本は年間1772時間で主要5ヶ国の中で1792時間のアメリカについで2番目である。かつて日本がトップに輝いていた90年代初頭までは海外から日本人は働きすぎとの批判がでるくらい長時間働いていた。1985年には日本は2100時間….95年には約200時間も減って年間約1900時間になった。これは休日に換算して25日分である…』

未だEUと比較すれば日本の労働時間は長い。ドイツに至っては1400時間である。これは短時間労働で付加価値が得られるか否かの違いである。胆略的に言い換えれば走りまわったからと言って数値が取れるとは限らないと言うことだ。
著者は生産人口の減少から以前の労働時間に戻すことはすでに不可能。成熟化社会なのだからという提言なのだ。しかし私は玄田教授の考えをもとに社会を再構築すべきではないかと思う。個々の付加価値力を上げ社会全体の能力アップを計る。時間あたりの密度を上げるということだ。厳しいことではある。しかし超えなければ留まることすら困難なのではないか。

 

山行日誌  本社ヶ丸

On 2011年1月6日, in life Style, by admin

年末も押し迫った26日望年山行を行った。 本社ヶ丸は山梨県大月市に位置し標高1631㍍とあまり高くはない。山行前日、山梨県甲府市は氷点下5℃を記録していた。直前の茅ヶ岳は山頂が雪で覆われていたことから軽アイゼンを持参し以下の行程で山行に望んだ。

登山口 0:20
清八峠 1:30
本社ケ丸 0:35
新道分岐 0:40
角研山 0:15
笹子駅 1:55

登山口までは大月からタクシーを利用。1時間半のアスファルト歩行をカットした。これもひとえに公共工事になせるわざか。
さて登山口から30分も登ると道に雪が見え隠れし始める。買ったばかりの軽アイゼンを使えるかと楽しみにしていた。しかし実際はアイゼン無しでの登山は難しかったのだ。多少凍っている箇所もあり、ガリガリと最初の目的地清八峠へと進んだ。そこでなんと【クマ】出没の後を発見。こんな出会いがあるとは。

登山では熊鈴というものがある。鈴を鳴らすことで存在をクマに教えるのだ。
静かな空間が壊れるようで好きなれないが、一考する価値があるのかもしれない。

 こんな発見をしながら清八峠を超え一路山頂へと向かった。富士山に雲はかかっているのだが、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳と実に素晴らしい眺めだった。

 こうしたときは、山行を可能としてくれるすべてに感謝の気持ちで満ち溢れる。

昼食はカップスープが冷えた体を温めた後、一路下山へと向かった。今回もパートナーは登山の大先輩である小生の従兄弟である。

 

2011年日本経済 ―ソブリン恐慌の年になる!

著者の一人である高橋氏は毎年12月頃、この手の来年を予測するする著書が出版される。かれこれ10年以上は読みつづけている。著者はどちらかと言えば現実に即し楽観的な発言は他者にまかせているようである。本年も副題の思考で論じている。

景気がどうなるかなど考えても仕方がないと思っている。しかし明らかな事実は情報や知識として押さえておく必要がある。また傾向や流れをつかんでおくことは経営者、社会人として義務だと感じている。

さてこうした思いの中本書を紐解くと【国家破綻前の危機的状況】と論じている。センセーショナルな発言ではあるが説得力があると私は思う。
対GDPに対する国債発行額がギリシャを超えているが“日本は国内預金でまかなっているので問題ない”という発言がよくある。しかし社会保障など潜在的債務が加速的に増加することは明らかである。消費税により問題解決可能と言うが、これだけ政治にまとまりがない状態では困難であることは明らかである。対外との脆弱な関係は今後更に危機感を強めるだろう。こうしたことを踏まえると明らかに【国家破綻前の危機的状況】なのである。

しかし企業は【人材獲得のチャンス】である。低成長はすでに20年。比較対象時期を見直しUカーブを描くための底力を育む時代ではないかと思う。【人材獲得 → 育成→ 成長】というプロセスを描き低成長ではある。しかし【底堅い成長企業】が生き残りの方法ではないかと思う。

社内能力は決算書の数値には現れない。結果として金融機関からの評価には時間を要する。この点は十分に踏まえる必要がある。また人材を見極める目利き力も必要であろう。経営者はこうした自力を身に付ける必要があるのは言うまでもない。実績を伴った経営者多くが【人材】の重要性を説く。

こうしたことを踏まえると、景気動向でなくどんな環境下でも付加価値を生み出す【人】を育てることが大切だと思えてくる。そうしたなかで小規模企業では【経営者自らの成長】が占める割合は高い。自らの成長なくして企業が成長するはないのではないか

本書は年末に読んだ一冊である。年初にかけ景気動向に関する著書をもう少し読みこなしたいと思っている。

 

新年のご挨拶

On 2011年1月4日, in 雑感, by admin

皆様

新年あけましておめでとうございます。
年末年始は読書に明け暮れておりました。
本から得られる一言一文から2010年を振り、2011年を如何
に過ごすかを考察致しました。

この数年の生きざまがこれからの人生の変曲点であること
は違いありません。過去が未来を形成する要素だからです。
将来につながる礎を築く一年にしたいと思います。

行動と実践を繰り返し、【目標】をつかみたいと思います。
目標は最終目的のマイルストーンに過ぎません。しかし突然
変異でも無い限り、丁寧に通過点を超えるいがい方法は無い
ように考えております。また突然変異や刹那的に得たものは
束の間の喜びに過ぎないのです。
環境の変化とバランスを取りながら一意専心望む所存です。

新年の所信とご挨拶に代えさせて頂きます。
本年もよろしくお願い申し上げます。