読んだら忘れない読書述 樺沢紫苑

On 2015年4月30日, in 書評, by admin

先日、本書「読んだら忘れない読書述」の出版記念セミナーに参加。年間250程度は読むがどうにも記憶に残らないことが多い。記憶に残らなければ知識を活用することができない。特に書評で興味を得た知らない分野は、読書スピード、理解、記憶と活用3分野がすべて連敗の状況だ。最近も経済学系の新書でダブルスコアー負けを屈した。

そんなとき、本書セミナーとの出会い。
タイトルに信頼感はゼロ。出版社の企みが詰まっていそうだ。まるで3日話せる英会話そんな雰囲気がでている。どう考えても信頼できないタイトルだ。しかし信頼できる知人がこのセミナーには参加する。ということは何かあるそんな思いで出席を試みた。普通であれば休日前など予定が入りそうなもの。寂しくも調整もせずともセミナーに参加することができた。

 実は著書のこと全く知らず、これまで一冊も読んだことがない。また参加時に先着30名まで本書をプレゼントとなっていたので読まずに参加。見事プレゼントをゲット。だがどうやら参加者全員プレゼントであったらしい。

 セミナー開始前、パラパラめくると目次が12ページ。目次が丁寧に構成され本文内容が推測できる。実は本文も太字を読めば概ねの内容が理解できる。実は帰宅の電車で読み終えてしまった。だが内容の質は高い。経験や知識から知っていることを改めて教えてくれるのだ。知識を行動に変えてくれる一冊と言い換えることができる。出版社は著者とともに価値ある一冊を世に出したのだ。

 読書記憶を高めるには、アウトプットしてはじめて読み終えたことにしなさい。この一言につきることを本書は教えてくれる。私はこのブログに限らずいぶんとアウトプットをしてきた。以前は1日一冊を自己の課題とし修行のように読込んだ。数年得ると知識量の変化からか判断基準が変わったように感じる。

 だが論文執筆の関係から辞めてしまった。ブログではなく論文のアウトプットに形を変えてしまったのである。いまも論文に取り組んでいるが、参考文献を含めてだがアウトプットの行動が必要だと痛感した。
 アウトプットは深読につながる。最近はノートに手書きでまとめている。時間はかかるが理解には繋がる。これもひとつのアウトプットだが、一般書はまるで行っていない。これを機会に行動を変えようと思う。

 雑誌も含めた気づきのアウトプット。本書に教えられた“議論できるレベルの読書”ここを目指しin out どちらもレベルアップしていきたいと思う。

 

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