日経ビジネス Associe 4  時間の活用

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2013年 04月号 [雑誌]

 若者向けビジネス雑誌だと思いますが、タイトルによっては時折購入します。How toなので気づきを得ることもよくあります。中でも“時間管理”に関わるものは良く購入しているように思います。4月からライフスタイルが変化することから、1段上の時間管理術が求められそうです。そんな気持ちから本誌を読みました。

 はじめに【スタンフォードの自分を変える教室】著者・ケリー・マコガニル氏が誌上講義を行なっています。題名は「長期的ゴールを意識し小さな課題から緒戦せよ」とあります。脳にある長期と短期の2つのモードについて説明し、そのうえで「長期的モード」の大切さを述べています。長期モードとは「“自分が選んだものが、将来的にはどのような結果を及ぼすだろうか”と考えるモードです。“長期スパンで成功するために、今、何が必要か”を考えたり、他者との信頼関係を構築しようとしていきます」と述べています。

そのうえで「長期的に見て、自分にとって本当に必要なものは何か、そのためには今、何をすべきかを考える。このモードに入れば意志力は高まりやすい」指摘しています。“長期的視点での思考と行動”時間管理の軸であると同時に人生設計の基本のように感じます。この土台の上に立って日々の時間管理戦略を立てる必要があると痛感しています。大手企業の経営者やオピニオンリーダーや文化人は幾つもの役職を兼務しています。ひとつ一つの仕事の影響力は高くとても片手間でできるとは考えられません。意見には深い考えや知識の裏づけが必要であり、日々多くの学びが必要です。これを踏まえると時間が足りないのは「無駄」が多いのだと思えます。本誌にも記されていますが、時間ログを分解し無駄時間を削り、求める時間に転換することが必要なのでしょう。

 そのためにはケリー・マコガニル氏が述べるように「意志力を高め、時間を効率的に使いたいのならば、自分が人生の中で本当に成し遂げたいことは何かを考える時間をぜひ確保してください。人生の目標を曖昧なままにしておくと、目の前の仕事に集中するモチベーションも湧きにくいのですから」やはり“時間管理の基本は目的と目標設定にあり”ということになるのでしょう。意志が弱ければ緊急性の高い業務に追われることになり、結果として負のスパイラルに巻き込まれるのでしょう。他を優先順位の高い“目的”確定し、数年間は邁進することが大切なのだと思います。

 こうして自分の考えをまとめながら再読をしたのですが、新たな気づきを得たように思います。適度に考えるべきテーマなのだと思います。

 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>