人からコンクリート・民主党が転向した理由とは  原田 泰 

ずいぶんと酷い政党だなと思っている。身勝手な発言で諸外国からの信用を無くす発言、予算は十分にあると言い切った言葉の軽さ、尖閣諸島問題の処理、膨れ上がる予算….それでも自己正当化しようとする。すべての政党というわけではないが、マニフェストや公約
は形骸化されその価値は無い。某かの理由を持って党を離脱している代議士は多いが、内訳を見ると比例復活の方々多く見られる。辞職なら理解できるが離党、新党参加というのはどうにも理解できない。それもこれも次回選挙でも当選するという目的からなのだろうが理に敵っているとはとても思えない。

 “コンクリートから人へ”これは再分配などではない。将来に借金を残す政策である。
しかも手当を継続しながら公共事業は拡大していく。この矛盾を原田教授は説いてくれた。
「…子供手当てという制度をつくってしまえば止めることはできない。できた以上は、どの政治家でも止めることはできない。誰に投票しようが子供手当ては支給される。一方、公共事業はそうではない。公共事業とは、有力な政治家が地元にもってくるもので、誰が政治家をしているかによって異なるものだ…」

将来的政策より公共事業誘導が選挙に結びつくその理由に過ぎないのだ。原田氏は自民党HPによると国土強靱化基本法をもとに100兆から200兆の公共事業をしようという。30メートルの防潮堤も十分に理由が立つ。しかし原発リスクはあまり問題にしない。本州四国連絡橋やアクアラインをはじめいままで散々失敗を重ねてきたように見える。論理的矛盾など落選の前では何も問題ではないのだろうか。

 こうした不信の連続がデフレを招いているようにも思う。政党交付金を始めとして一度徹底的に縮小し整えて再スタートは切れないものだろうか。

 

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