POSITIVE OFF   日経新聞

On 2012年3月27日, in 雑感, by admin

シンポジウム・POSITIVE OFFの記事が3/27付の長官に掲載されていた。副題には【日本経済を活性化するライフスタイル・イノベーション】とある。経営をしているとon offの区別が無くなりやすい。逆に“しているつもり”になっているようなケースもある。こうなるとOFFとONの境界がない状態に近い。Gate(雑誌)とは真逆に位置する。こうしたことはさておいて本題に入りたい。

ずいぶん前になるが日本人は働きすぎと言われたことがあった。このブログを執筆にするにあたって他国との比較を調べて見た。厚生労働相の調べによると、最も休日が多いのはドイツで143日 フランス 140日 英国 137日 米国127日 日本127日とある。内訳に有給休暇8国民の休日15日、週休104日とある。土日の週休はどの国も変わらない。しかしどこの会社でもありそうな“正月休みや夏季休暇”がここには含まれていない。また有給休暇も労基法上は15日と定められている。他国もどうようかもしれないが日本に限って言えば10日はプラスしたいところだ。このあたりが自然な数値ではないだろうか。こうした数値は全体平均でなく、業種やレイヤーなどで改める必要があると思う。

このように世界でもトップクラスに休日が多い日本である。しかしこうしたシンポジウムが開かれるほど充実したOFFを過ごせていないのだろうか。コーディネーターの白石真澄氏(関西大学教授)は「個人が人生をデザインする」ことの大切さを説いている。経営者である私は、デザインの大切さをとても大切に感じている。デザインをしないということは流されることとなる。言葉を変えると“環境に任せる”ということになる。サラリーマンの場合はいままで企業がデザインをしてくれた。低金利の住宅ローン、企業年金と企業の流れに乗っていれば間違いがなかった。しかしこの仕組が崩壊しつつあり、自らデザインする以外に無くなったのだと感じる。

デザインをするにはポジティブ・オフの時間を過ごすことが必要不可欠となる。オフを活用することで自らを磨きパワーを付ける。これが必要不可欠であることは明らかだ。こうした時を過ごすことがポジティブ・オンにつながっても行く。法政大学教授 武石氏は「社会人学生は…労働時間の長短にかかわらず、自己を自己啓発や社会貢献が必要だという価値観を持って時間を作っている。オフとオンは表裏一体で自分にとっての「ポジティブ・オフ」を考えて行動していくことが、ポジティブ・オンそしてポジティブ・ライフにつながる」と述べている。

 ポジティブ・ライフを過ごすためには、多方向から自己を見つめる必要がある。健康を含めたバランスを崩さないようにする必要がある。いろいろな気付きを与えてくれた本誌に感謝。

 

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