「折れない心」をつくるたった1つの習慣 (プレイブックス)

順風満帆に生きられれば心など折れないのだろうか。人それぞれ悩みがある。だが結局は自分で解決する他ない。いまの立場と目的や目標との乖離を「楽しみ」にできれば「折れにくい心」ができるのではと思っている。

本書は全10章で構成。見開きで一つのテーマが書かれている。ここで勧める100近いテーマからひとつでもふたつでも習慣化できれば意外と人生観が変わるかも知れない。モチベーションが下がったときなどにも使えそうだ。その中からいくつか紹介したい。

「人に喜ばれることを」を習慣にするヒント

「….私たちはつい、人に何かをしてあげたとき、見返りをもとめてしまうものです。しかし、この法則でいくと、誰かに何かをしてあげたときは、その相手から直接何かを受け取るのでなく、宇宙を巡って別の場所からいいことがやってくる、ということになります。心が折れやすい人は、日頃からこのことを意識して、積極的に人に喜ばれることをするといいでしょう。すると人から好かれるだけでなく、自分がタネをまいた小さな幸せが宇宙を巡って自分の元に訪れるようになるからです。ギブ&ギブの精神を心がけることが、あとあと自分を幸せにするのです」

「成長日記」をつける

「やりかたは簡単です。毎日、自分が「成長した」と思えるようなことを書き留めていくのです…成長した自分を探しているとき、心にはプラスのエネルギーが増えていきます。また、何か落ち込んだことがあったときに、その記録を見ることで“私はちゃんと前に進んでいる。だから心配しなくても大丈夫”と自分を勇気づけるきっかけにもなります」

こんなことを毎日やれれば“良い心”で生きて行かれるのではないだろうか。自己奉仕バイアスが強いとあまり自分を振り返らないように感じる。この2つはそれをゆるさない自分を作ってくれそうだ。日記や記録はPCより手書きが良い。体を使うことでより意識が深まる。記録する文具にこだわるのも良いと思う。私はMoleskineにブルーのボールペンで記録をするようにしている。すこしの気づきがでも記録することで成長の端緒となることがある。

生きている限り試行錯誤はつきものだと思う。心が折れない方法を身につけることは成長の糧になる。疲れたときに特にお勧めの一冊。

 

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