震災復興プロセスのイノベーション

10/15土曜日 掲題のセミナーに参加をしてきた。東京理科大大学院が主催ではあるが社会学的観点からさまざまな教示を得ることができた。産業界からは三菱ケミカルホールディングス取締役社長・小林喜光氏 大学からは東実、松島茂教授がパネリストとして参加された。ディベートを集約しながら考えをまとめてみたい。

国内産業界の問題は「国内からの逃避」である。これが顕著に現れたのが震災に見舞われた東北地方だ。電力、雇用など問題の縮図となっている。要するに東北が立ち直るプランを描き実行できれば他に普及させることが可能だと考える。

6重苦と言われる産業界であるが最も懸念されるのは「為替」と「電力」だろう。サプライチェーン民間の問題なので短期的解決がなされるだろう。しかし政策決定に関係するこの2つはおそらく中期的にすら解決ができないと思われる。無論座して死を待つはずはない。当然のことながら生き残りの方法を模索する。全般を通じてその解、キーワードは【複雑性】にあるようだ。
 研究所は【高度研究】、現場は【高度技術】ということになる。セミナーは“高付加価値プラスワンが生き残りの術”という空気で包んだ。

欧州、米国の衰退、インフレに病むBRICSと激変する環境が国内経済をポジティブするはずはない。しかし業界が病んでいても企業単位出みれば“まだら模様”なのが現実である。こうした事実を自己の文脈に落とし“よってどうするか”を経営者は考えなえればならない。

東北の問題は地域の問題ではない。国内問題と照らし合わせて考察する必要があると考えさせられた。

 

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