日経ビジネス 11/21

On 2011年11月25日, in 経営者, by admin

今週の日経ビジネスは『ソフトバンク』の特集。この会社への興味が尽きることはない。震災後の寄付、電力への取り組みと他社に例を見ない取り組みである。実際に働く人々の労働は厳しいようだが社員でいることに胸を晴れる企業だと思う。

長距離通話料金を大きく下げた一人者は稲森名誉会長(京セラ)だと思う。ADSLによりネット環境や携帯電話社会を変えたのが孫正義社長だ。本誌インタビューにはiPhone導入に至る過程が説明されている。戦後起業した会社では日本を代表すると言っても過言ではないと感じている。一度パーティでお目にかかったことがある。強烈な『眼力』を忘れることはできない。

こうしたことが『できる人』と『できない人』の違いはなんだろうか。一片で語ることができなのを承知のうえで語れば『拘り』なのではないだろうか。自らの目的・目標に徹底的に『拘る』こと。そこからはやるべきことの『優先順位』が生まれる。目的・目標が人のゴールだ。それ以上にはなれない。それはインタビュアーの『日本電産の永守社長が「今の日本の3大おおぼら吹きは孫さん、柳井さん、三木谷さんだ」言っている』と。それに対し「…リーダーは大吹きに聞こえるぐらいの高い志を掲げて、情熱を燃やしてやっていかないと発展はないと思うんですね。最初からクジラを目指すべきですよ。オタマジャクシから始めたらカエルにしかなりません」。いまの立ち位置ばかりを気にして夢を見ない。確かにこれでは何もできないに違いない。『志高く生きる』この大切さを感じてならない。

国を憂いてこんな発言もあった。
『…震災は大変不幸な災害だった。けれど、これがある種のショック療法にならないかとも思いました。つまり、戦後の焼け野原から立ち上がったかつての日本のように、国民や産業界がもう一度ハングリー精神を取り戻さないかと。しかし今はそうでもないですよね。また慢性病のようにだらだらとなりそうな気がする。そこは非情に悲しいところです』

適切な観察眼だ。いま思うのはせめて自らは逡巡とせずにハングリー精神を持って愚直に目標に向かって生きていたいと感じてならない。これがまず自分にできることだ。その上で何か社会に役立てればと思っている。

勉強になるインタビュー記事だった。

 

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