佐々木かをりの手帳術   佐々木かをり

佐々木かをりの手帳術

 時間管理は常に気にしていますが、新年度をむかえる3月は殊更です。そんなおり古書店で見つけ購入。内容はシンプルだがHow to本として十分活用できる。生き方への思いは「毎日が充実してこそ、いい人生となる。人生とは、自分が何を考え、何を計画し、どんな風にそれを毎日の行動で実践し、成果をつくり出すか、ということの連続だ。この連続する計画と行動のためにも、人生脚本を書くことをおすすめする」脚本が長期計画ならば実践の短期計画が手帳ということになるのだと思います。

 私は、手帳を3冊使っています。2つは机におきひとつは持ち歩いています。1週間見開きのものに年間予定を含めて書き込み、1日1頁のものに毎日その日の予定と結果を書き込んでいます。持ち歩きのものは長期・短期の予定を書き込用としています。基本的に週末に次週の予定をチェックするようにしています。メルマガなどは前週に終え翌週は発信だけにしています。直前になると一度に終える必要がありますが、余裕を持って行えばスキマ時間に行うことができます。また日々の書き込みはランチ注文から食事が来るまでの10分程度を活用しています。

 難しいなと思うのは“ノルマ”です。私はこの4月から再び大学院へ進学するのですが(昨日入学式でした)たとえば週に2冊、研究に関わる本を読もうと思っても時間が見えないときがあります。読み始めると難しく実際の時間が計れずに、いつまでたっても終わらないということがあります。この問題は解決の見通しがたっていませんが、それでも著者が言うように“時間を数値化”することは大切だと思います。それによって解決することが多いのも事実です。こうした数値化も脚本の一部ということになる。

 思い通りに行かなければ行くまで繰り返す他に方法はない。著者は本書の最後にこのように述べています。「手帳は人生の脚本なのだ。この1週間何をするのか、この3ヶ月で何を達成するのか、この1年で、何をいくつ達成していくのか。自分を信じる、自信をひとつひとつ集めていくために、どんなシナリオを書いて行こうか。具体的な行動計画にして、ひとつずつ実行していくから、何でも実現していくのである。自分の人生は自分が主役。それを実践し、毎日の達成感や大きな夢の実現を体感した時、私たちは、その喜びから、周りの、人たちに大きな優しさを分けることができる人になっているのだ」

 夢の大きさは人それぞれだが“目の前のことを必死にやる”他に方法はないのだと思う。“思い描く”手帳に記入“実践”このパターン以外に成し遂げる手法はないのだと思っています。

 日々のくらしで、緩みを感じたら手にとる。こんな雰囲気を持つ一冊です。

 

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