組織文化 経営文化 企業文化   梅澤正

組織文化・経営文化・企業文化

考え方を整理するために、組織文化に関わる単語の意味を調べるために再読した。
……….本論とは全く関係がないが、煙草を吸いながら(昼間40本プラス飲みながら…)読んでいたことから本を開くと強烈な匂いがする。吸わない人と発癌性が同レベルになるのに15年かかるというのがうなずける………..

対象は小規模企業の組織文化なのでここでは企業文化と同意で解釈し進めたい。スタンダートな考え方として“経営理念を中核にした価値観の共有化が組織文化”だ。そのようなことからまずは経営理念や価値、価値観といった考え方を確認しておきたい。
経営者にとって経営理念は信念のようなのである。また経営者個人の価値観とも言える。「倫理」の側面からの考察を教示されたこともある。しかし経済的価値を重視し社会的価値をあまり考えない人も数多くいる。経済的価値は経営者個人の経済価値であって組織全体を考えたものではない。是非でなく価値観の視点からとらえると、理念を重視する経営は、社会学的な尊敬、愛情、健康、特技、権威、などの観念、徳目の価値を重視するか、または経済的な衣服、家屋、金銭、車、絵画など使用価値を重視するかの違いがあるように感じる。両面もとめるのが“人間”である。要するに優先順位の付け方によると思う。要するに経営者は、物心両面を求めつつも常に社会性を念頭に俯瞰して考えることを要求される職業であることは間違いない。

組織文化を一言で述べれば“組織メンバーに共有された、会社としての思考様式と行動”
である。こうした文化を形成するには“判断のよりどころ”である価値観を共有する必要がある。中小企業の社員は年齢、社会的背景と様々である。こうした環境の中で価値観をすりあわせなければならない。しかし元になる「理念」が誰からも認められる、または個性的な価値観であったならこの樹を中心に体制が構築できるのではないだろうか。たとえば、ジョンソンエンドジョンソンのクレドは素晴らしいが、企業活動以外の部分でもクレドを軸に考え行動しているのだろうか。組織に浸透可能な個人の価値観を持つことが経営者にとってもっとも望まれることではないのか。

 

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