PRESIDENT   2012/4/16

On 2012年4月2日, in 経営者, by admin

PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/16号 [雑誌]

「一流の思考法・落第思考法」が今号のテーマだ。楽天三木谷CEO、マクドナルド原田CEOなどそうそうたる経営者の思考法が掲載されている。言行録に「…いままでの価値観にしがみつくばかりでは滅びるしか無い」(三木谷)とある。私は価値観という言葉は“理念構成の要素”と捉えている。そのあたりを含む価値観ではないとは思う。価値観というよりも基準、スタンダードという考え方のほうが腹に落ちる。

スタンダードの変革は、ITだけでなくすべての業界で共通することだ。ITにより産業構造は変わった。それは労働環境さえもかえた。茂木氏は“「deregulation 規制緩和、自由化」は人間の脳にもあると思っているんです。脳科学の用語で言い換えると「脱抑制」です。これはダメだ、こうすべき、などと抑制ばかりかけていると、ポテンシャルは開花しません”述べている。基本はものすごい高い基準で守る。だがそれはアナロジーを使って表出するということになるのだと思う。料理人で言えば厳しい修行で得る基本、表出される料理は創作や流動的な季節料理ということになるのか。自己の文脈に置き換えればさまざまな思考ができる。

成功者に共通することは“将来から現在地”を見ているということだ。将来とは数年後に自社をどうしたいかということだ。そこからいまどういう行動を取ることが求められているかを考えている。中長期的思考と短期的行動が一致している。現時点は過去の延長にある。思考法があったからいま本誌に登場していると捉えることができる。

いまの環境が厳しければ長期的視点で将来を見据えることは難しい。成功者の思考や行動を真似ることは難しいと考える向きもある。過去の行動の違いが能力を乖離させ、立場の違いを創った。そうであるのなら長期的視点で立て直す他にはない。

ポジティブに考えたい。戦略を立て直しながらも日一日努力を重ねる。関係性が狭ければ狭いほど影響力は少なくなりマイルストーンまでの成功確率は高まる。将来が楽しみに、ワクワクと日々を過ごす。脳を回転させポテンシャルを引出す“はじめの一歩”がここにあるようにも思う。戦略は左脳により具体化する。
年齢を重ねても30分程度のウオーキングを続けることで脳を活性化させることができ、朝食をとることで集中力をアップさせることもできる。と医学博士である米山氏は述べている。

成功のドライバーは自分自身。まずは原点から始めたい。

 

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