現場でプロが培った Google Analyticsの使い方 (WEB PROFESSIONAL)

なかなか思うように数値がでない。こんな時必ず手にするのが本書である。辞書のような扱いになっている。当社のようにリスティングを主体としたSEMは一件あたりの獲得コストが課題となる。ROIを高めるにはサイト訪問者をいかに契約まで結びつけるかがポイントとなる。いわゆるコンバージョンを高めるということだ。

webマーケティングは数値に現れる。数値を読み改善改良を繰り返す。私は相関関係に特に注視をする。相関関係を明らかにできると結果を得やすいだろう。しかしこれは以外と難しい。著者は次のような例題で説明をする。

「相関関係とは、2つの変数の類似度をー1~+1で表す指標のことです。….関係が強いか弱いかと、原因―結果の関係にあるかは別の話なので相関関係は因果関係を表しません。たとえば雨が降ると、道路が滑りやすくなってタクシーの事故数が増え、傘を差すのが面倒でタクシーの乗車数が増えるとします。このとき、タクシーの事故数とタクシーの乗車数の相関関係は高くなりますが、両者は「雨が降った」という共通の原因によって起きるだけで「タクシーの事故が増えるとタクシーに乗る人が増える」という因果関係にはありません」

こうして読むとあたりまえのこと。だが日頃は“因果関係を明らかにしたい”との強い思いで分析をしている。そうすると不自然に結びつけてしまうことがある。またあたり前のことを発見したような気持ちになることもある。それを回避するために、定期的にゼロベースから考えることにしている。

当面はアナリティクスを含めたweb分析が課題となる。好きなマーケティング。コンサルができるレベルまで自らを成長させたいと思っている。

 

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