中小企業のためのやさしい経営計画入門―夢を持とう!成功しよう!だから経営計画書が必要なのです

経営計画の大切さを学べる一冊。現在当社では中期経営計画を作成しています。理想=ビジョン設定、現状分析、戦略、オペレーションと落としこみをしています。期間は概ね3年を目安にプランニングをしております。本書はこのような計画の参考書として読みました。

著者は20数年にわたり中小企業経営の側面を見てきたと述べています。その分析結果をもとに本書は上梓されたようです。その一面は次の言葉にあらわれています

「…経験の中で適正な利益を計上し、発展し続けている会社には次のような共通項が見られます。

1  目的、目標が明確でしかも社内で共有化されている
2  常に顧客に目を向け顧客のニーズに適った仕事をしている
3  社長に先見性とリーダーシップが兼ね備わっている
4  人事評価と賃金制度が上手く組立られている
5  社員教育にお金と時間をかけている
6  社長や社員が元気で明るく前向きな発想をもっている」

私の経営計画に対する考え方はいかになります。まず企業理念を形成する。そのうえで理念、目的を共有する。次にビジョンと目標を設定する。そのうで市場環境、内部環境を分析し戦略を構築する。最終的に経営計画に落し込む。理念やビジョンを創り共有することもとても難しいことです。しかし環境分析やSWOT分析という現実を直視することも以外と難しいと捉えています。そこにはバイアスがかかるからです。“悪い楽天主義”は目を曇らせ現実を隠すのです。結果として対処療法に追われ続けることになるように思います。バイアスは“厳しさを見る勇気”が吹き飛ばしてくれるはずです。しかし望ましいのは第3者との対話ではないでしょうか。

 

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