21世紀の成功心理学 改訂版―自己実現ガイダンスの決定版

年初に掲げたスケジュールがどうもうまく進まない。これは計画、心のどちらにも問題があるようだ。そんな問題意識からセミナーや本書などを読み返して見た。結論としては計画の立て方に粗さを感じた。バランスが欠如しているように思う。この週末は計画立案に費やそうと思う。

中小企業経営者の場合、事業と個人が密接である。自由度がある反面、仕事のプライオリティは高く、24時間体制に近いものがある。また自己実現=企業成長である場合が多い。また経営者個人の思考や行動は企業成長に直結しやすい。ようするに自分のすべてが会社に結びつくのだと思う。こうしたことを踏まえ計画を立てなければならない。

本書は具体的目標設定の前に目的や自己理念を明らかにすること求めている。

人生の目的=「なんのために私は生きていくのか」=自己の存在理由・価値観
人生理念 =「価値観(目的)・信条・統一原則」
       「自分が何を求め、何を実現したいと考えているか、その土台となるもの」
ビジョン =「ライフスタイル」

人生の目的・人生理念・ビジョンを明らかにしたうえで具体的目標設定をせよと教示される。求めるライフスタイルはその時々で多少の変化はあるものの、目的や理念は揺るぎないものにしなければならないはずだ。深いなと思うのですが、今回はいまいちど紙に落としてみるつもりです。

そのうえでの“自分の棚卸”。実はこれが意外と難しいと思います。まずバイアスがかかり正確な評価できない。評価があまくなる。もっといえ評価をすることが恐いこともある。“悪い楽観主義”にならないよう厳しく自己を評価しなければならない。

具体的には次のような質問を自分に投げかけることとなる。

心の安定
何かに対して不安を感じていたり、恐れ、苛立ち、焦りを感じていないか。

心と体の健康
健康な肉体と意欲的に仕事に取り組む健全な精神

人間関係
相手の立場に立って、相手の望むことをすることが大切。自己中心的になりがちな自分の思考と行動を、自分の意思でコントロールすることが大切。それは自分の人生に自立と自己責任を持って臨んでいるかということが前提。自分で立てた目標、自分でやると決めたことに関しては、きちんとやりとげ、持続するのも自分を上手にコントロールする能力が必要。

経済
相応の生活をして「いつかはもっといい仕事をして、豊かな生活をするぞ」と将来に夢を持って生きていく。自己の経済に対して「心配」ではなく「計画」を立て希望を持って生きていく。

自己への無限の可能性を信じる
 いまの生活がいきいきとしていて、充実を感じていますか。自分に自信を持ち、周りの人々に対して感謝の気持ちをもっていますか。自分を信じ、「いつかはこうなるぞ」という目標を持って生きていれば、充実感がある。

こんなことをじっくり考えたうえで具体的な目標設定にはいる。

著者は次のように述べています。

「目標を具体的な計画にするときには、達成するべき期間や課題だけでなく、そのことでどんな成果があるかまでを予測したうえで、ガイドラインを作成します。このガイドラインにそって実行していくことで、日々の行動が自分の目的からずれることがなくなり、確実に目標が達成されるわけです。ただし計画の途中で、いまの行動が効果的か、より有効な行為かなどについて、常に改善点を模索し、よりよいものは積極的に取り入れていくことも重要なポイントになります」

そのうえで

目標を具体的に明らかにすること、現状との乖離を認識戦略的なプランを考えること、“積み重ねの積”が結果をもたらすこと、そのためにはモチベーションの維持が必要なこと、職業・社会生活・趣味的側面・家族・能力開発・健康これらすべての面から考えることが必要だと述べています。

こうしたことで願望が敵うなら何時間費やしても損はない。いまいちど自分を振り返りながら取り組んでみたいと思う。

 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>