一生続ける技術   青木仁志

On 2012年3月9日, in life Style, by admin

一生続ける技術

電機を始めとした産業コモディティ化は進む一方です。マーケットイン型のマーケティングでは研究開発を含め現地化の傾向が見られます。反面6次産業や地産地消を大切にする傾向も見られます。文化は何世紀にも渡り創り上げられものです。文化を独自性という言葉に置き換え考えると新たな強みを創り上げることができのでは無いでしょうか。

そこでは“個を磨く”ことが求められのではないかと思います。磨くには時間と苦難を乗り越える「心」が求められます。“継続は力”という言葉の大切さをとても強く感じます。ビジネスも行き着くところは「個の集合」です。個々が自ら磨くことが求められるのだと思います。そこで大切なのが“持続力”なのだと思います。時間だけで測ることはできませんが短時間で習得されたものにあまり価値を感じません。職人が技術を習得するかのように知を蓄積し実践知へ転化させることが求められるのだと思います。

本書は“磨く力=持続力”を身につける方法をメンタル、テクニカルの両面からに教示してくれます。私自身も“なんとかする”と考えできなかったことは数知れません。それは本書のこの言葉に集約されているよう思います。

「悪い楽観主義にならないように気をつけましょう。人間は考えないほうが楽です。なんとかなるだろうと思って行動しない。今日この距離を走らずして、明日の見通しを持ちたいと思っても難しいと思います。…続けられる人は、明日への期待を持ち、代償を払って乗り越えていこうという心構えがある人です」

あきらめることなく詰めていけば“悪い楽観主義”に陥るはずはありません。これも経験なのだろうと思います。自分が“悪い楽観主義者”だとすれば、それは子供の頃からの思考習慣によるものです。これを改良・変化させることは極めて難しいことです。変えるには基準から変えなければなりません。自分では努力したつもりでも悪い楽観主義レベルでの努力で足りるはずはないのだと思います。

それこそ本書で教示するテクニカルが求められます。自己管理技術も一朝一夕に身につくものではありません。ありとあらゆる方法を使って改善することが求められるのだと思います。

自らを磨き、自分が頼りとなればこれに敵う強みは無いと思います。すべては自分次第となるのですから。

 

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