脳を活かす勉強法

勉強は効率よく行いたい。これは大人も子供も一緒だろう。勉強に限ったことではないが『質×量=結果』結果を最大化するには時間が必要である。どんなに最大化しても時間は限られる。そこで質をあげることで結果を最大化したいと考える。質は集中力が重要である。

集中力をあげるには『理解度』を深める必要がある。本書でも集中力極意として次ように教示する。

①  速さ   作業のスピードを極限まで速くすること
②  分量   とにかく圧倒的な作業量をこなすこと
③  没入感  周囲の雑音が入らないほど夢中になること

とある。限りある時間のなかで行なうには“1時間でここまで終える”と決めたらとにか終えるようフルスピードで行なう。自ら実験をしてみたがこれは相当頭が疲れる。だがトレーニングは重ねるほど効果が高まる。ひと月もすればもっと短時間こなせるようになるのだと思う。そうなれば②の分量を増やすことも可能となる。これを機会にこの方法で勉強や仕事をこなして行きたい。没入感はとにかく周囲の声は気にしないと思い込む他にないのではないか。

 また著者は『….思い立った時に、ぱっと勉強に入ってしまえばいいのです。そして勉強を始めたら瞬間的に集中する。これが忙しい現代社会に生きる僕たちにとっての効果的な「瞬間集中法」です』とある。
細切れ時間に行なう『課題』予め決めておく。時間が空いた瞬間にその作業に移る。そうすることでモチベーションも変われば効率も上がりそうだ。

社会人の勉強は専門知識を深める場合が多い。得意分野であれば良いのだが資格試験などでは不得手な教科が加わることもある。著者は『苦手だと認める:弱点と対峙するときには苦痛を伴うが逃げてはいけない』→『なぜ苦手なのか分析する:自分自身を徹底的にモニタリングする』→『弱点を他の能力で補うという考えを捨てる』→『苦手なものを克服するとそれが大きな快感になる』→『強化学習によって長所になることもある』

こんなプロセスを描いている。私は“モニタリング”がとても重要だと思う。バイアスをかけずに素直に自己を観察する。そのうえで対策を講じる。そこでは“あきらめない”という心も養われる。勉強だけでなくいろいろな場で試してみたいと思う。

他にもいくつも参考になる箇所があった。最近の脳に関する本を何冊か読んでいるが仕事や学びの上で参考になることが多い。

ご意見などございましたら、お気軽にお書き下さい。シェアさせていただければ幸いです。

 

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