40歳からの記憶術

“ちょっと名前が思い出せない”40歳を過ぎたころからそんなことがある。それだけでなく本の内容がうる覚えなど、記憶力に問題を感じたりもする。その解決方法が本書には示されている。過日ブログに掲載した“脳が冴える勉強法”と関連付けて読み解くと活用度が一層ますように感じる。

 英単語の暗記など単純な記憶力が落ちたように感じるのは復習が不足しているからだと著者は述べている。確かにそれは間違いない。それにしてもと思わないではないが、2回のところを3回やると考えれば、あまり大きな問題はないようにも感じる。また継続的に暗記を必要とする勉強をすれば活性化するのではと思う。著者はこうした単純暗記よりもアウトプット=想起力が大人の記憶力では重要だという。しかし単純記憶力=知識量は絶対的に必要なこと。だとすれば“復習を重ねる習慣”まずはこれを日頃から心がけたい。

 こうした単純記憶力を【入力】、維持する力を【保持】、プレゼンなどアウトプットする力を【想起】と本書では記憶力を分類している。ちょっと名前が思い出せないのは、保持しているが【想起】ができないということになる。想起力を身につける方法を20のエッセンスでまとめている。実行しやすいことばかりで実に心強い。

20のエッセンス全般を通じて感じるのは、日頃から留意し実行することだと思う。たとえば【テーマにそって、新しい情報をインプットしながら文章にする】【出力する機会を増やし、想起する習慣をつける】【効果的なアウトプットから逆算しインプットを行なう】などがある。これなどこうして書いているブログそのものだ。またFacebookなどで発信することも重要になる。

聞き上手であることは対人関係で大切なことは間違いない。だが情報でなく自らの知恵を表出することも大切である。Googleで検索をすればすぐに情報はとれる。それを自己の文脈に落として知恵に変え表出する。検索キーワード=問題意識と置き換えることができる。自己の文脈は知識量と経験値、考え方となる。そのうえでの“想起=アウトプット”となる。

学びの姿勢を保ち知識量を増やす。アウトプットを契機として知識を知恵に変え対話を重ねる。これを繰り返すことが記憶力を高める方法なのだと思う。

本書からもたくさんのことを学ぶことができた。価値がある一冊だと思う。

 

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