戦略経営論

 通読するのは2回目。より理解するため、いまレポートにまとめている最中です。

本書はスタンフォード大学・ビジネス・スクールの講義ノート集大成である。戦略論の類は数多く出版されているがさまざまな理論が網羅されているものは少ない。著名な戦略論が網羅されていることにある。本書をもとに学ぶことで基本的な戦略論を習得することができる。本書から学ぼうと思った理由について述べていきたいと思う。

 中小企業経営に戦略論は必要不可欠だと思っている。その理由は大企業であれば立てた戦略を実践するには多くの『人』という変数が絡む。またステークホルダーも多い。しかし中小企業は至ってシンプルだ。立てた戦略をストーリーだて描写化する。ストーリーに関係するのはほんのわずかな人数だ。何かの都合でできなくても修正変更は容易である。このような考えから再読しレポートを試みている次第だ。しかし500ページ以上の量は戦いに近い。当月中を目指して行なっているがかなり危うい状況ではある。

 訳者は“戦略的経営の鍵は『戦略的思考』であり、フレームワークやコンセプトはそのためにツールである”と述べている。戦略的思考は問題の背景や現状認識を徹底して行なうことから始まると言ってもよい。実は“現状認識”が意外と難しい。その理由は“バイアス”にある。脳は知識と知恵と感情によって構成されるといってもよい。感情がバイアスとなり正確な認識を拒むことがある。それでは戦略を立ててもうまくいくはずはない。このあたりの問題解決にはフレームワークを活用することも一つの方法だ。

 今年は戦略論・組織論・マーケティングの3つを月単位で復習する予定だ。春までには基礎を学び直し次のステップへ踏み出したいと思っている。このあたりのこともブログで綴っていく予定です。

 

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