図解 新会社法対応 キャッシュフロー計算書入門 (2時間でわかる)
 

中小企業経営はキャッシュ・フロー経営が基本。これはずっと以前からだった。しかし1990年代以降は保証協会枠の増加、ビジネスローンなどによる金融が緩んだという気がする。産業構造が製造業・建設・流通などからソフト制作などに変化し設備投資額が減少したことから殊更感じるのだろうか。振り返ればさまざまな時があるが、原点は変わらず基本はキャッシュ・フロー経営なのだと思う。

 本書はキャッシュ・フローの重要性を説き方法までを解説する。営業キャッシュ・フローが中小企業経営では特に大切となる。それも実際にキャッシュが動いたものを把握する直接法が望ましく本書でもそれを進める。早速当社でも取り入れ過去1年の検証を行なってみた。エクセルで簡単な表を作り入力作業を繰り返すのは少々手間がかかったが実態を把握したく一気に進めてみた。その結果さまざまなことを知ることができた。想定外に帳簿上の売上と入金額に差異があった。それを四半期単位にすれば差が減るのではと思ったがこれも予想を覆した。

 “精緻な経営”に経営するには必要不可欠な計測と痛感。いまさらながらではあるが当月から取り入れていく。概要を理解するには適切な一冊だと思う。

 

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