前回と同じく大垂水峠を走った。2回目となると少しなれる。頂上までの距離感がつかめるのがうれしい。前回はあと1㌔程のところで地図を確認。それがなければ止まらずにいけたことが悔しかった。こんかいは長い距離ではないので一気にひたすらペダルを踏み込んだ。このbikeとの付き合いも早いもので2年。仕事や山などであまり乗ることがなかったのだが最近面白さがわかってきたように感じる。
ポインのひとつは体力だと思う。どこで走るかによるがどうしてもどこでもアップダウンがある。登りを楽しめることがロードの楽しみを倍増する。これは山も同じ。つらいところで楽しめる少しM的な感覚かもしれない。
南高尾山稜に位置するこの峠は東京都、神奈川県の分岐点ともなる。標高は388㍍だ。高度は低いが渓流沿いということもあり空気はひんやりとしている。木々も色づき始めている。
山頂からは一気に下る。今日はメーターが付いていなかったのだが感覚的には50㌔は超えていたように感じる。しかしそこを6台程のチームに抜かれた。この際勉強にもなるので着いて行くことに。つかず離れず一定の距離を保ち分岐点まで。一段上がったスピードは快楽以外の何ものでもない。
楽しい時は終わりゴールでもある相模湖に到着。休憩がてら覗いてみることに。なにやら高校生のボート大会が行われていた。この日の為に苦しんだ練習成果が出ることを願う。
2年前はここまでをゴールにしていたことを思い出す。やはりどんなことでも留まっては行けない。少しでも成長することで楽しみが増す。小さい成長を愚直に積み重ねることが長い目で見ると大きな成長となっている。周囲には生涯現役で仕事をなされているかたが数多い。70歳を超えられても新しい発見にワクワクし1年後の成長を楽しみにしておられる。その気持が大切なのだ。こうしたとき自らを振り返ればバランスが求められるのだと思う。仕事、家庭、個人がそれぞれバランスを崩さず成長することが必要なのだと思う。
雑感を旨に相模湖の紅葉に囲まれながら帰路へ着いた。