ライフスタイル  大菩薩縦走 

On 2011年11月1日, in life Style, by admin

山はすでに晩秋を迎える。10月最後の週末は大菩薩を縦走した。丸川峠、大菩薩山頂、小金沢連嶺の縦走は秋を十分に楽しませてくれた。仲間5人での山行だった。

瑞牆、川苔と続く3週間連続の山行だがどれも自然を十分に楽しませてくれた。丸川峠は登山口から紅葉ゲートで我々を向かいいれた。紅葉を目的に今回の山行はゆっくりと足を進めた。すこし高度があがるたびに葉の色付きが濃くなっていく。下を見ないで周囲を見回す、ゆっくり上を見上げる。こんな山歩きも実に良い。

メンバー2人は始めての縦走。2日間で十数時間歩くことにきっと緊張したことと思う。しかし遅れることなく歩み続けた。こうした経験がひとつ自信となり山好きを増やすのだろう。
紅葉の丸川峠を過ぎると山頂まで約1時間だ。大菩薩の魅力の一つに富士山がある。500円が紙幣だったことがあった。札に描かれた富士山の原画は別ルートの雁ヶ腹摺山からにて描かれたものだ。それだけ富士山が美しく見える。

 この日は翌日の雲行きが怪しく夕方から雲に覆われた。しかし山は晴天ばかりが良いわけではない。雲海に囲まれた富士山。表現が難しいくらいの美しさだった。雲海はナイアガラの滝のように流れているようだった。時が立つにつれて雲海は赤く染まり始める。沈みゆく夕日もまた素晴らしい。

 こうして我々は夜を迎えた。山小屋の夜は早く5時半の夕食。軽く酒をかわすと9時の消灯ととなる。いささか寂しい夜ではあるがご来光を見ること思えばなんということない。4時50分に起き眺望の良い山頂へと向かう。山頂で待つこと30分ようやく日が登ってきた。

力がみなぎる朝日は生命力を与えてくれるように感じる。生きているのでなく、生かされている。人は自らの力だけでなく自然や人に生かされているのだと思わせる。こうした雑感や考察が人を成長させつのだと私は思っている。
またこのメンバーで山行できることを楽しみにしている。

 

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