はじめての人のためのfacebook入門―つながる・交流する…楽しみ方がまるわかり

Facebook にアカウント登録して一年。いまさら入門でもないが実践的に活用していなことから本書を手にした。 いままでの活用方法はもっぱらニュースを読むこと。“いいね”を押す。遅きに失した感は否めないがソーシャルマーケティングの参加は企業存続の必要条件のようだ。
そこで概念と平行してテクニカルの初歩として本書を読むこととした。実際使いながらが望ましいのだろうがとりあえず通読することにした。幅広い知識を与えてくれるのが本書の特徴だと思う。副題に“はじめての人”とあるが他のSNSとの違い、アカウントの取得方法など丁寧に書かれている。その上で巻末にはビジネスでの活用方法(face book ページ)まで解説がなされている。

これから始める方やネットなどで調べながら使っているけど“いまひとつ”の方には是非一読をお勧めしたい。

“企業存続の条件”とまで述べたが決して大げさではないと思っている。これまでのマーケティングは予算に大きく左右された。ひとつは“広告を打てる企業とそうでない会社”だ。ネット社会へと変わり安価な広告発信やHPなどでの企業紹介が可能となった。さらにはカカクコムや楽天などにより流通システムに変化が起きた。Google やyahooの検索機能の進化も当然のことながら大きな影響力を示してきた。

これまでは“企業サイトマーケティング”だ。単純に言えば見込客を作る、コミュニケーションを図る、契約・販売というプロセス。しかしSNSマーケティングは4PにP(人)が加わり5Pとなる。そこで創出される共振が販売に結びつく。顧客創造を超え顧客と創造するマーケティングだとも言える。これは企業文化や組織文化がコミュニケーションの紐帯となる。どこか組織論に近いマーケティングにも感じている。

単なるネットワーク形成ではない。文化という紐帯はマーケティングに肝になる。言葉を変えると飲食店であれば“店の雰囲気”だ。店は顧客とともに作られる。店長やオーナーの持つ雰囲気(文化感・価値観)が店という場を形成していく。企業SNSが店であると捉えればわかりやすい。

いまだSNSマーケティングの端緒にも着かないがじっくり腰をすえて研究・実践していく。大きなうねりを感じてならない。

 

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