「英語を学ばなければ」こんな思いで悶々としていたとき“中学英文法を徹底的にやることが最短”と知人がJAL通訳の方に教えて頂いたと話していた。素直に受け止めずいぶんと時間をかけ中学英語をやり直した。そこで次にどうするかを考えていたとき、本書と出会ったのである。
「留学!」確かにいまさながらと思う。学びに年齢はないとは言え些か照れくさくもある。しかし例えばマーケティングについて調べる時「英語」と「日本語」では取得可能な情報量が大きく違うことは明らかだ。取引先の拡張などビジネスの幅は格段に広がる可能性が高い。またこうしたblogなども「英語」と「日本語」ではアクセス量に違いがでるだろう。書籍や映画なども.comか否かでは格段の違いがある。確か古賀茂明氏(官僚の責任・著者)は「この時代英語もPCもできずに仕事などあるはずがない」と述べている。要するに必要最低限の知識ということなのだろう。
本書が進める「フィリピン短期留学」は確かに魅力を感じる。初、中級者向け、コスト、環境などハードルを相当下げてくれる。米国などへ学びに行くのは現実的でない。自分の環境に一致し継続的に学べるような気持ちにさせてくれる。早速いくつかパンフレットを取り寄せてみた。検討中ではあるができるだけ早い時期に実行に移して見るつもりだ。
230ページから構成される本書は英語の必要性、留学のハードル、現地での生活、アンケートなどかゆいところに手が届く可能用に説明をしてくれる。読み終えれば“時間的ゆとりがあれば実行すべき”と思わせる。それよりもどんな立場であれ学ばなければならないのだと思う。最大のハードルは「心」であるに違いない。
留学検討者は一度読むべきかと思う。