海の日を使って北岳へチャレンジした。日本で2番目に高い山、雪渓が真夏でも見られるなど人気がある。せせらぎを聞きならの登頂は代えがたいものがある。
天気も良く登頂を遮るものはなにもなかったはずが、突如“動悸”が激しくなってきた。前日の睡眠不足、酒量、最近の体調等々色々なことが思い浮かぶ。こまめに休憩をとりながら進むも激しくなる一方である。いつものパートナーである従兄弟がコース変更を提案。明日の距離を考えると不安を覚えるが無理なら撤退と決めコースを変更した。
変更した小屋からの夕日の美しさは、これで良かったのではないかとさえ思わせる。夕飯で軽くビールに口をつけるものの概ね禁酒。7時には消灯し明日へ備えた。そうかと言って早々に寝られるはずはない。PC、本、携帯電話といった情報から隔離され考えることしか時を過ごすことはできない。しかしこうした時間を日頃過ごすことなどない。贅沢な時間と置き換えることできる。
18日
4時半起床、5時登頂、8時半山頂の予定でスタートした。十分な睡眠で約1000㍍を登る予定。しかし復調には程遠かった。心に足と息が着いていかない。半分を経過した当たりで撤退の提案がなされる。幾つかの条件が提示され登頂を続けた。なにを考えながら登ったのかも覚えていない。
なんとか登頂に成功!コースタイムは大幅にオーバーをしたものの辛うじて目標は達成できた。山頂は幾分雲に覆われていたが要所でみられる甲斐駒、鳳凰三山、八ヶ岳にチャレンジ精神が宿る。生活習慣を変えバージョンアップを図る予定だ。