crmマーケティング戦略―顧客と共に (Best solution)

著者はアクセンチュア三谷宏治+戦略グループ+CRMグループとある。最近はSNSを中心としたマーケティング戦略が主流になっているよう思う。【多 対 多】の概念である。中東の動きを始め大きな“波”を起こす可能性を秘めている。可能性を確かめる意味を含め活用とともにSNSの勉強をしている。絆や繋がりまた拡張性をとても感じる。素晴らしいコミュニケーションツールであると思う。こうしたとき今一度one to one のコミュニケーションを再考する必要があるのではないかと考えた。経営という側面から考えると顧客環境は何ら変わっていなからである。段階を追った最終的なコミュニケーションはone to one だからである。ここを抑えつつSNSのすばらしさを活用する必要を感じたのだ。そこで本書を始め5冊ほどCRM関連の書籍を購入した。

重要なのは個のブランド化

本書から手にしたのは、三谷宏治教授(現在K.I.T.虎ノ門大学院教授)は講演を聞いたことなどが理由となる。初版は2003年であり時代感を感じざるお得ない。Webマーケティングの流れの速さを実感する。しかしその手法に若干の変化が見られるに過ぎないのではないか。ようするにコミュニケーションを如何に波及させるかが焦点となる。医師個人への波及~全国への波及というMRの実例が掲載されているが未だこの状況は変わらないだろう。やはり最小のネットワークをしっかりと構築することが重要なのだ。ここでの信頼や安心が上位ネットワークへと繋がるのである。こうしたことを考えるとき【個のブランディング】ということを感じてならない。「売りに繋がる波及力育成」として類似の考えが説明されているので紹介したい。

「売りに繋がる波及力育成である。ターゲット医師の潜在的波及力を育成する活動だ。…研究費を提供したり、製薬会社の研究員や研究施設を提供したりする。最後は論文作成のための文献検索までさまざまであるが、このあたりは既にほとんどの製薬会社でも行われている。…アクセンチュアが行った医師調査では大学内科医の半数近くがテーマ選定のための国内研究情報のための国内外研究情報の提供や論文作成のためなどの具体的支援が必要と答えている。より専門性の高い情報提供を可能にするか、若しくは徹底したサービスを提供するかのいずれかのさらなる対応が必要であろう」

ことば遊びは何も創出しない

このようなリサーチ結果が論じられている。とかくマーケティングや戦略論は“言葉遊び”になりやすい。ITCが重要であることに何ら異議はない。しかし現場力はこうした求められていることを知り、それを徹底して解決することが重要なのだ。これを可能にする人間力が“個のブランド力”だと思っている。

 ここを軸にマーケティング戦略を構築したいと考えている

 

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