知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ

マーケティング≒webに近づきつつある。フェイスブックを始めとしたSNSが絆を深めるうえで欠かせなくなりつつある。こうしたことが強まるほど直接的な【対話】を軸とした【場】が重要になるのではないかと考える。経営者の文脈で考察するに経営者は進化し続けなければならない。進化の方法は書籍やメディアなどさまざまな場がある。そこに“対話場”があることにより急角度に考察が深まるときがある。こうした“場”の形成が弊社の会員に皆様方と形成できないかと考えていた。そんなとき本書と出会ったのである。

ラーニングバーとは東京大学准教授である著者が企画している社会人を対象とした【学びの場】である。人があつまり商品やサービスを生み出す、学びを吟味するそんな場だと紹介されている。一般のセミナーは聞いて帰るというのが一般的である。ラーニングバーは【聞く → 考える → 対話をする → 気づく】プロセスを踏む。効果の高さは経験者として明らかである。残念なことにこうした場はあまり見かけないのである。プランナーやファシリテーターの技術が重要なことはいうまでもない。しかし背景にあるコンセプトには気付かなかった。少し長いがご紹介したい。

「茶道のもてなしでは、主人は道具などを準備し、空間を演出し客を待ちます。これを【用意】と言います。しかしおもてなしの本質は主人の側のみにあるのではなく、主人がと客がともに、すなわち【主客一体】となって互いの役割を果たし、茶会を成り立たせること、すなわち協同で場の構成にかかわる【一座建立】にあるのです。これを用意して【率意】と言います。同じようにラはラーニングバーでは主催者側はテーマの設定や講師との打合せも含め【用意】を怠りなくして参加者を待ちます。そしてバーがオープンしたあとは、参加者にも【率意】を発揮してもらうことが積極的に求められます。【主客一体】となって、ともに良い学びの場を作っていこうと呼びかけるのです」

経営は人・モノ・金・情報が重要である。このなかで最も大切なのは“人”でありと思う。資金がいくらあっても活用するリソースがなければ時間の問題で無くなっていく。またどんな価値がある情報も活用可能なリソースがなければ活かすことは難しい。モノを販売することも同様だ。中小企業において主たるリソース所有者は経営者だと思う。“人”といのは経営者に結びつくと思う。
経営者が進化発展する機会が“ラーニングバー”なのだろう。企画展開してく予定である。

 

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