政権交代バブル  竹中平蔵

On 2011年3月2日, in 書評, by admin


政権交代バブル (Voice select)

09年11月初版民主党政権樹立後の苦言である。竹中氏が望んだことは粗何もなされていない。安倍政権後日本は何か進化したのだろうか。まるで坂道を転げ落ちるかのように感じてならない。

民主党に限らず3権分立の一翼を担う“官僚”がとかく問題視される。しかし問題は“族議員と官僚の関係”という一面もある。自分たちの仲間の問題ではと思うのだが。著者らが行った“郵政民営化”では抵抗勢力としてレッテルを貼られ動きを封じられた。本書とは離れるが、外務省・防衛省を始めとする省庁には米国や中国のつながりがある。これに対して代議士は、全く太刀打ち出来ないのが現実的らしい。

郵政民営化をすべきか否か。郵便・ユーパック・預貯金と代替機関が多数ある以上、民営化すべきと思う。しかし尊敬する賢人には“すべきでない”という方もいる。麻生政権以降民営化とは逆回転している。郵政の派遣社員を正社員化するといった発言すらある。郵便が毎年3%ダウンしている。ロジカルに説明を求めたい。

日々危機感が増す昨今である。

 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>