ラーメン日高屋は東京、神奈川、千葉、埼玉に250店を有した東証1部上場企業である。その創業者であり代表取締役会長 神田正氏が創業から現在に到るまでを約90分
に渡ってお聞きする機会を得た。

 こうした成功経営者は「愚直」であるという共通性を持っている。神田氏は中学を卒業後23歳まで転職を繰り返し一時はパチプロをしていた時期さえあったそうだ。何とか真面目、普通の生活をしなければという思いからラーメン店へ就職し出前や厨房で約4年修行し自分の店舗を持ったとのことである。

兄弟3人で3店舗まで拡大し1店舗ずつ底堅い利益を積み250店まで拡大した。お話の中には目立あった経営戦略などない。「思いを実現させる」そこに向かって愚直な行動の積み重ねに尽きるように感じた。それは自己の願いだけではない。社員の幸せや社会への貢献も含まれる。訴訟などでも明らかなように飲食業界の待遇は目を覆うところもある。日高屋は、社員は“資産であり人財である”という姿勢で経営がなされている。

詰まるところ“経営は人”なのだ。人が能力を発揮する場創りが企業を発展させるのだと思う。

 

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