読書会  ゲスト 安永雄彦氏  ファシリテーター 橋本大也氏

90分が短く感じる読書会であった。価値ある時間を実感できた。

著者は銀行員として20年以上勤務し、転職、独立という歩みをしている。また現在も経営者、大学院教授、僧侶として活躍し、その上で『日本型プロフェッショナルの条件』などの書籍を執筆しておられる。ファシリテーターの橋本大也氏も実に多彩である。氏には以前情報工学の教えを半年間受けたことがある。経営者、大学教授、執筆活動と多様な分野で活躍しておられるのである。お二人とも実に多彩な人物である。

何をもってこうしたことが可能になるのか。議論でもその話がでたのだが抽象的にとらえると『ドメイン』がぶれず、『内発的動機』により行動しているのである。安永氏はもともと『精神科医』を目指していた。受験に失敗し慶応大学経済学部に進学している。進路の選択理由(銀行)は『転勤により数多くの人に出会える』のが選択理由なのである。『人の心』という【ドメイン】からずれていないのである。内発的動機からキャリア形成にズレが生じていない。

内発的動機が自己充実を可能とする。自己充実が客体からの評価であると充実することは難しいように思う。『モノ』や『資産』の自己充実は客体評価に影響を受けやすい。自分が心から求めている『コト』を追求することが主体的行動になるのである。こうしたことを踏まえて安永氏は次のように述べた。

『客体が望むものと主体が望むものの、一致性を高めることが重要である』まさにここが重要なのだ。主体が望む『コト』を一心に追い求めても客体である環境からズレていれば孤立してしまう。事業であれば売上が成立しない。言葉を換えると【こだわり】のようにも思える。こうしたことを、これから就職をする人と共に考えるのは我々の役目なのだろう。自分自身の研究テーマであるマイクロビジネスの成長と組織構築にも主体と客体の関係は深く関与している。経営者の考え方であり、もう一方は従業員から見た企業である。こうしたことはフォームを創ることは難しい。しかし不毛な要素を削ることは可能かと思う。

一意専心これまで以上に研鑽を重ねていきたい。

 

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