山行日誌  硫黄岳・天狗岳

On 2010年10月12日, in life Style, by admin

10月2日~3日に単独で硫黄岳、天狗岳を山行した。長野県茅野市にある北八ヶ岳連峰に位置する。泊りの単独山行は初めてであり多少の緊張があったことは否めない。八王子から『あずさ』で茅野駅まで約90分。茅野から30分タクシーに乗ると登山口である。短時間で登山口に到着することは喜びである。日頃の通勤苦を喜びに転換させてくれる時でもある。
単独であることから今回はあまり長時間とならないコースを選定した。最近コースタイムをオーバすることが続いたことから守ることが目的の一つにある。

1日目
桜平   ~   夏沢鉱泉    0:20
夏沢鉱泉 ~   オーレン    0:45
オーレン ~   赤岩の頭    1:20
赤岩の頭 ~   硫黄岳     0:20
硫黄岳  ~   夏沢峠     1:10
夏沢鉱泉 ~   本沢温泉    0:40     累計 4:35

2日目
本沢温泉 ~   白砂分岐    2:10
白砂分岐 ~   東天狗     0:40
東天狗  ~   中山峠     1:00
中山峠  ~   みどり池分岐  1:10
みどり池分岐 ~ こまどり沢   0:20
こまどり沢~   屏風橋     0:40
屏風橋  ~   稲子湯     0:30     累計  6:30
 
 
                      

 オーレン小屋へ向かう途中、小屋方が同行しながら山行する御夫婦にであった。年に数回登られ、最近では体力が着いてきたとのことである。人間の力の凄さを感じていた。2日目のし『しらそび小屋』でもお会いしたのだが、御主人はなんと90歳近いとのことである。“登りたい”という思いが行動を可能にする。それだけなのだろう。思いがあるから努力を積重ねられる。やはり“思考は現実化”するのだ。

 オーレン小屋から急な登りが始まる。息を切らせながら赤岩の頭へと足をすすめる。大まかにはガイドブックや地図で情報を掴むことができる。こんな急登があと30分なのか1時間なのかを知るにはコースタイムと速度の一致必要である。自分を頑張らせるためにもコースタイムを守れることは大切なのだ。初日は終日コースタイムを守ることができた。
 桜平から約2時間半、オーレン小屋1時間半の登りを終えると稜線にでる。時折吹きつける風が冷たい。稜線はダイナミックであり、自然の凄さを強烈に感じさせるのである。

稜線を約20分進むと硫黄岳山頂へ到着する。硫黄岳山頂は更に稜線を超えた地形の凄さを見せつけた。反対側から登って来たらしい女性が火口を見て『ティラミス見たい』と友人に話しているのが聞こえた。メタファーは実に面白い。ティラミスの断面との類推などまったく想像していなかった。

自分ならとどのように表現するかと思索を重ねるがどうしても『ティラミス』が頭から離れずどうにも浮かんでこない。

 山頂ではスープを温め昼食とした。テントとともにストーブも購入したのだが、肌寒い稜線で頂く温かい食事は格別である。次回はリゾットを用意しようかと思う。これがリュックを重くする要因でもあるのだか。昼食を済ませ一路本日の宿『本沢温泉』へ向かった。山頂から概ね2時間で到着した。本沢温泉は『日本一高いところにある露天風呂』として山好きには知られている。露天風呂が混みあっているようなので、とりあえず内湯にした。疲れを癒すにはゆっくりと入れて良いのだが、加熱がされておらず幾分ぬるい。どうやら露天風呂はやめたほうが良いようである。
 ゆっくりと温泉に入った後は食事をとり8時前には消灯した。

 

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